医療法人社団容生会が運営する介護付有料老人ホームが5月5日、都内・足立区にオープンした(入居開始は6日)。1階に有床診療所を併設し、医療依存度の高い入居者の受け入れも可能にした。
施設名称は「ようせいメディカルヴィラ」。2階から4階が居室で全60室。各部屋のベッドは挟み込みや転落事故を防止するため、床板とサイドレール(柵)が一体となった低床タイプを採用。利用者に合わせ頭部や足部、床板の高さ調整が可能だ。共用部の浴室は一般浴、個浴、特殊浴を用意。一般浴では木製の浴槽で和風の坪庭を眺めながら入浴できる。
5階は多目的ホール。レクリエーションや家族との談話、映画鑑賞などに利用できる。5階のバルコニーには、ウッドデッキやパラソル、テーブルを配置し、カフェ風のイメージを採り入れた。
入居者には医療連携を高めたサービスを提供。インシュリン投与、胃ろう、経管栄養、在宅酸素、IVH(中心静脈栄養)、気管切開、じょく瘡、たんの吸引など様々な病状に対応する。クリニックには19床のベッドがあり入院も可能だ。
「有床診療所としたことで医療依存度の高い入居者に対応できるのが強み。特にガン末期の方の受け入れも積極的に行っていく」(増田勝彦理事長)。
重度の要介護者を想定し、開設前からスタッフのマナー、接遇、必要な医療処置に対応するための合同研修を重ねた。
介護と医療が一体となった安心感を出すために、1階のクリニックから2階部分を吹き抜けとした。また窓を多くし施設内が十分に明るくなるよう配慮。フロアごとに高齢者を和ませると言われる里山の色をモチーフにした壁紙や床を採用し、カラーコーディネートにもこだわった。
入居一時金は500万円。月額利用料は18万4000円から21万4000円。悪性腫瘍(ガン)末期の場合は、一時金はなし、保証金が50万円、月額が28万4000円から。(5月15日号)
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