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コムスン承継3社が苦戦・・・上場介護企業前期決算

 ニチイ学館など、主要介護事業者の決算発表が出揃った。グッドウィル・グループからコムスン事業を承継した大手各社が苦戦しており、事業者の明暗が分かれた。初期投資などの影響を受け、事業継承に伴う収益が予想以上に悪化した。

 主要介護会社12社の2008年3月期決算が出揃った。ニチイ学館と日本ケアサプライを除く9社が売上高を伸ばしたが、経常利益は各社に差が出た。特に不正請求問題発覚に端を発した、グッドウィル・グループの当時の介護事業最大手・コムスン売却で、事業を承継した企業が苦戦している。

 経常減益となったコムスン承継企業は、ニチイ学館(前年度比7億6700万円減)とジャパンケアサービス(同16億5400万円減)、セントケア・ホールディング(同4億7300万円)。それぞれ、209事業所あったコムスンの介護型有料老人ホーム(26ヶ所)やグループホーム(183ヶ所)の施設事業一部や、居宅介護事業一部などを引き受けたが、承継事業が足を引っ張っている。

 赤字となったセントケア・ホールディングは、コムスンの14社・154ヶ所を承継。この承継により売上高は14億6600万円伸ばしたものの、19億円近くの初期費用が発生した。

 ニチイ学館はコムスンから、5府県の在宅介護事業と老人ホームなど施設介護事業を継承。騒動による承継事業所の利用者減少や、新規開設ホーム準備期間中の人件費などが負担となっている。

 またジャパンケアサービスの場合は、介護報酬請求システムの構築費用などで費用が発生。コムスン承継13法人の売上高は55億2800万円、当期純損益が8億3700万円となった。(6月5日号)


 
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