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 上場介護事業者の2017年3月期第2四半期決算が次々に発表されている。今号では、ベネッセホールディングス(岡山市)、シップヘルスケアホールディングス(大阪府吹田市)、ニチイ学館(東京都千代田区)、SOMPOケアメッセージ(岡山市)、ツクイ(横浜市)、セントケア・ホールディング(東京都中央区)、ケアサービス(同大田区)、光ハイツ・ヴェラス(札幌市)の8社について紹介する。

シップヘルスケア、セントケア好調
ベネッセ減収も介護事業は好調

▼ベネッセHDは減収減益。ただし、介護・保育カンパニーは、事業拡大により売上高は前年同期比9・1%増の501億1200万円、営業利益も45・2%増の36億8700万円と好調。

▼シップヘルスケアHDは増収増益。ライフケア事業は不採算デイサービスの閉鎖などを行ったことでセグメント利益は前年同期比428・3%増となった。売上高も5%増。

▼ニチイ学館は売上高は前年同期比微増となったものの、経常利益は11億円強の赤字。四半期純利益も赤字となった。介護は好調だったが、教育部門、保育部門などが不振。

▼SOMPOケアメッセージは営業収入は8・6%減。営業利益・経常利益・四半期純利益も赤字となった。虐待報道の影響により入居率が落ち込み、その回復が低調なことが原因。

▼ツクイは2016年3月期より連結財務諸表を作成しており対前年同期比の記載は無し。在宅サービスを中心に売り上げが好調に推移した。サ付き住宅は人件費などがかさみ赤字となった。

ケアサービス人件費増で減益

▼セントケアHDは増収増益。デイサービスやショートステイ、小規模多機能などにおいて利用者数が増加したことが主な要因。ただし人材サービス事業は減収減益となった。

▼ケアサービスは増収減益。介護事業において人件費が増大したことやデイサービス以外の介護事業の売り上げが落ち込んだことなどが原因。また、エンゼルケア事業も減益。

▼光ハイツ・ヴェラスも増収減益。特定施設3棟でのショートステイを開始したことなどで売上高は増えたが、従業員の雇用条件見直しなどの処遇改善実施などが影響した。

【解説】
2016年3月期通期決算では、前年比で減益となった介護事業者が多かった。営業努力などで売上は増やせても、採用コストや処遇改善などの人件費がかさんだことが大きい。その流れは、半年たった現在も変わっていない。介護事業経営は体力勝負になりつつある。

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