長谷川介護サービス(東京都豊島区)がさいたま市で運営する住宅型有料老人ホーム「イリーゼ浦和大門」で、入居者が入浴中に死亡する事故が発生した。

 

 1月6日に一般紙が報じたもの。報道によれば死亡したのは要介護5の女性。昨年12月17日、スタッフに付き添われて入浴していたが、スタッフが他の入居者の介助のために持ち場を離れた数分間に溺れた。

 長谷川介護サービスによれば、17日は土曜日であったため19日に市に報告。翌日には再発防止策などをまとめた報告書を提出した。ただし、その内容が不十分な点もあったことから、市は同日付で今月31日までに再発防止策をまとめた改善報告書を提出するよう行政指導を行った。

 

 なお、今回事故が発生したのは住宅型有料老人ホーム。つまり入浴介助など入居者へのケアは個別ケアでなくてはならない。しかし、スタッフは死亡した入居者の入浴介助中にほかの入居者の入浴介助を行っている。この行為に問題は無かったのだろうか。

 市では「ホームは『たまたまヘルパーが休んでおり、個別ケアが不可能になったため、臨時に保険外サービスに切り替えた』と説明している。そうであれば個別ケアでなくとも問題は無い。また、これで実際に介護報酬を請求したら不正請求だが、請求しなければ問題は無い。ただし市としては、ホームの説明が本当かどうか、今後慎重に精査していきたい」としている。

 

 長谷川介護サービス及び親会社の長谷川ホールディングスでは1月6日「深くお詫び申し上げる。オペレーション全般の改善、従業員研修の徹底、安全管理体制に対する本部チェック機能の強化、などの再発防止策を講じる」とのコメントを発表している。「警察の捜査に影響を与えるので、現時点ではこれ以上のコメントは差し控えたい。然るべきタイミングで正式に報告する」(長谷川ホールディングス広報担当)

 

 

ベネッセの事故ホーム長ら送検

 

また、ベネッセスタイルケア(東京都新宿区)が大阪府内で運営する有料老人ホームにおいて、昨年8月20日、人工呼吸器の電源が停止し入居者が死亡した事故について、同ホームのホーム長と看護師が業務上過失致死の疑いで書類送検された。

この件について同社は1月5日付で「社としての責任を痛切に認識している。今後も再発防止策を徹底していく」とのコメントを発表している。

 

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