かもめや(高松市)は、陸海空ドローン(無人航空機)を使った物資輸送の実証実験、また離島住民への遠隔医療、及び医薬品定期配送の実証実験を5月より開始する。

 この実証実験は、香川県・岡山県の各都市から、瀬戸内海沖の離島へ無人物流システムを使って物資を届けるというもの。

 本土から離島へは「無人航空機」または「無人輸送船」で、さらに離島の港から各家庭までは「無人輸送車」を用いて、発送元から発送先まですべてを無人物流システムで繋ぐという試み。移動体・物流管理には同社が開発する統合管理システムを活用する。日本でも全国でドローンを使ったさまざまな実証実験が行われているが、陸海空すべてを無人物流で行おうとする実験は珍しい。

 瀬戸内海沖の離島では、買い物に行く手段が定期運航されている船やチャーターボートと限られている上、移動コストもかさんでしまう。また、「病院に通ったり薬をもらいに行ったりするのに宿泊する人もいる」(かもめや・小野正人代表)という。

 今年11月までの実証実験を経て、2020年4月の実用化を目指す。

 まずは瀬戸内海エリアの離島で実績を作り、そのほか国内の離島や山間部でのモデルとした上で、将来的には海外での利用を想定した「島国型プラットフォーム」を開発していくという。

 

調剤薬局と患者ドローンで繋ぐ

 

 香川県では「かがわ医療福祉総合特区」において、独自の医療情報ネットワークを構築。多くの医療機関が参画し、遠隔医療を促進している。今後は調剤薬局と患者宅の薬の配送にドローンを活用することで、患者・薬剤師の移動負担軽減、また深夜帯など緊急時にも即時に対応できるような体制作りも想定している。

 

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