千葉商科大学(以下・CUC/千葉県市川市)と湖山医療福祉グループ(以下・湖山グループ/東京都中央区)は6月9日、医療福祉分野の経営者として活躍する人材育成を目的にした連携協力に関する協定を締結した。

運営施設などで有償研修を実施

CUCでは今年4月、人間社会学部を新たに創設した。その中の福祉コースでは、福祉関連施設の運営を担う人材の育成を目指す。今回の協定は、その教育プログラムの面で湖山グループがさまざまな協力・支援を行うもの。

具体的には、運営する高齢者施設での有償研修の実施、湖山グループで実施する幹部候補生研修への学生の参加などを行う予定。研修などは当面は千葉市など大学キャンパス近くの湖山グループ拠点を活用していくが、2~3年後をめどにCUCキャンパス内に高齢者施設(特養)を建設・運営することを目指す。さらに将来的には、CUC卒業生の湖山グループへの幹部候補生としての就職や、湖山グループによるCUC学生に対する奨学金の創設なども視野にいれる。

医療と同様の教育制度構築

「医大のほとんどが附属病院を持っているのは、座学だけでは学べない実践的な教育の場が必要だから。福祉でもそうした事情は同様のはずなのに、実際にはほとんど実施されていない。福祉においても医療並みの教育システムを構築したいと考えていた」(湖山グループ湖山泰成代表)

「今後の日本において雇用拡大が見込めるのは介護・医療分野だけ。この分野にどれだけ優れた人材を送り込めるかが大学の評価に直結するだろう。元々、本学は経営を学ぶことを目的としていた。そうした大学が医療・介護分野に入ってくることは恐らく日本で初のケースであり、注目すべき取り組みといえる」(CUC島田晴雄学長)

また、湖山グループの職員がCUCに入学するというケースも想定している。
「現場スタッフの中には高卒の人も多い。就業後に改めて大学で学びたいというニーズにも対応できるだろう」(湖山代表)

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