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 NPO法人全国小規模多機能型居宅介護事業者連絡会(東京都港区)は1月16日、17日の2日間、神奈川県藤沢市で全国大会を開催し、介護事業者らが全国から集まった。若年性認知症当事者による提言や全国の小規模多機能介護事業者による先駆事例の発表を通じて、今後のサービスのあり方を展望した。

介護事業者はサポーターに

 初日は、39歳の若さでアルツハイマー型認知症を発症した丹野智文さんが「私のことを勝手に決めないで」と題して基調講演した。

 若年性認知症当事者は、自らの病気を隠す人も多いというが、丹野さんは積極的に講演活動を行い、「認知症のことを知ってほしい」と呼びかけている。

 病気と向き合うことができなかった時期を若年性認知症当事者のつどいへの参加をきっかけに乗り越えた。今では丹野さんは「病気のことをより多くの人に知ってもらうことで、自分を支えてくれる人が増える」との考えから、「当事者の声に耳を傾けてほしい」と伝えた。

 介護事業者に対しては、「介護するのではなく、当事者のサポーターやパートナーだと思って接してほしい。できないことだけサポートして」と、見守ることの大切さを訴えた。

 その後に行われた小規模多機能事業者によるシンポジウムでは「これからの小規模多機能はこれだ!」と題して、全国から4事業者が登壇。

 小規模多機能での若年性認知症の支援や家族会設立について発表した、マザアス新宿(東京都新宿区)では、若年性認知症の人の活動の場が少ないことを課題と感じ、積極的に受け入れてきた。今では8名が若年性認知症で、日々の活動に日曜大工や畑作業、ボランティアを取り入れるなど工夫したことで、「利用者の居場所になった」「利用者同士の関係構築」「認知症になる前の力を取り戻せた」などの成果を発表した。

 そのほか人材確保や地域包括ケアなどをテーマに分科会も行われた。

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