木下の介護(東京都新宿区)が運営する高級有料老人ホーム「プレール・ロヴェ豊洲」(東京都江東区)の入居成約が月3~4件のペースで堅調に進んでいる。「他の高級有料老人ホームにはない好立地が高く評価されている」と山口忠司副支配人は語る。

 同物件は2008年に開設。3年前に木下の介護が事業承継した。現在150室中約100室・120人が入居。平均年齢は約80歳だが、要介護・要支援者はわずか10数名。「ここから職場に通う人も少なくない」(山口副支配人)という。

 入居者が評価するのは、銀座・東京駅などへ地下鉄やバスで乗り換えなしで行けるという交通の利便性。また豊洲がウォーターフロントに新しく開かれた街であるという点も「道路が平坦で歩きやすい。歩車分離が徹底されているので安心して歩ける」と好評。徒歩7分の地下鉄豊洲駅まではシャトルバスが運行されているが、それに乗らずに歩く人も多いという。

 設備面では、都心方面の夜景が一望できる13階のレストランや23階のラウンジ、陶芸用の窯も備えたアトリエなどが特徴。またウォーキング用プールは長さ6メートルと短いが、かえってそのことが「何かあっても、すぐどこかに掴まることができるので安心」と利用率を高める結果となっている。

 ソフト面では、木下グループ内の医療法人がホーム内でクリニックを開設するほか、看護師が24時間常駐。食事も自前で調理しており、朝・昼・晩ともに予約不要で、いつでも複数メニューから好みのものを選択できるようになっている。

 なお、最近のトピックスとしては、プレール・ロヴェ豊洲を含む建物全体を、昨年9月12日付で大手不動産デベロッパーのヒューリック(東京都中央区)が取得したことがあげられる。ヒューリックは近年高齢者施設の取得に力を入れているが、所有と経営の分離を明確にしている。同物件でも木下の介護が賃借し、運営する体制に変わりは無い。

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