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 さわらび会グループ(愛知県豊橋市)は、医療法人・社会福祉法人で構成。療養型病床や老健施設、有料老人ホーム、在宅サービス、障害者施設などを擁す「福祉村」を核に、50年以上にわたり市内で総合的な医療・福祉事業を展開。フィリピンやベトナムなど外国人人材も積極的に採用。同法人の取り組みを紹介する。

 豊橋市南部の野依町に位置する「福祉村」は1978年に許認可を得た後、80年の障害者施設の開設を皮切りに、軽費老人ホーム、病院、老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウス、保育園、職員寮など多様な施設を次々と建設。自然環境豊かな10万平米の敷地には公園や郵便局、バス停まで備わっている。今年には有料老人ホームがオープンする。

 福祉村病院は医療療養病床261床、介護療養病床226床を有す長期療養型病院で82年に開設。62年に市内中心部で山本病院を創立しグループとしての第一歩を踏み出し、脳卒中患者向けのリハビリで地元の評判となった。

 福祉村病院の開設に合わせ山本病院は閉院。これまで同様、通常のリハビリに加え、70年代から認知症ケアに注力。“いつも暖かい愛情と笑顔”“決して叱らず制止せず”“できることをしていただく”という認知症介護の3原則を唱え、80年にはボケ110番のサービスを開始した。最近ではMRIを活用した認知症予防脳ドックを実践。訪問看護・訪問リハビリなど在宅ケアにも注力。外来患者は認知症高齢者の比率が高く、1日40人ほどを診療している。

 病院には新薬開発を担う研究所や認知症者を対象としたブレインバンクの研究機関を併設。ブレインバンク症例数は全国でも屈指の600例超を誇る。

 福祉村内の「第二さわらび荘」は愛知県初の全室個室ユニット型特養。114床(ショートステイ10床含む)を有し、2003年に開設。介護士、看護師、理学療法士、ソーシャルワーカーなど多職種がサービスを提供。上層階(5階)には16室のケアハウスを併設している。

 「敷地内にある福祉村病院のバックアップ体制が整っているため、この特養で最期まで過ごすことができる」(第二さわらび荘・山本ゆかり施設長)。

 今夏には介護付有料老人ホーム「フェリス福祉村」(72床)がオープンする予定。

 福祉村外にもグループホーム、地域密着型特養、軽費老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、居宅介護支援事業所など多様な施設を豊橋市内に展開。一昨年市中心部に開設した「シャトーローズ八町」は6階建て35室のサ付き住宅。軽度の要介護者の入居者が多いが、常駐のスタッフが安否確認の見守りサービスを提供するなど、緊急時の体制を整えている。1階にデイサービスを併設している。

 EPAにも積極的に関与。現在、病院内に看護師候補として2名、特養に介護福祉士候補としてフィリピン、インドネシア、ベトナム国籍の13名が勤務している。今年12月には新たに21名が来日する予定。

 スタッフは福祉村内で約900名が在籍。グループ全体では医療法人に約500名、社会福祉法人に約600名が勤務している。

 「利用者のニーズに合わせ様々なサービスを展開してきた。今後もリハビリや認知症ケアを核に、どうしたら幸せに暮らせるかを追求していきたい」(山本左近統括本部長)。

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