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 ケアウィンド(茨城県つくばみらい市)は5月、同市内でサービス付き高齢者向け住宅を開設した。認知症者向けの学習療法やリハビリが受けられるデイサービスを併設。2007年からリハビリに特化したデイサービスを運営してきた岩尾憲一郎社長に新設のサ付き住宅での取り組みを聞いた。
 

 「囲い込みにならないように訪問介護事業所は設けていない。外部のヘルパーが入居者に対し訪問介護を提供している」

 こう話すのはケアウィンドの岩尾憲一郎社長。併設しているのは同社が運営するデイサービスのみ。そのデイサービスの利用も入居者には強制しないという。入居者はオプションで外出支援や生活支援などの多様な有料サービスを選択できる。

 建物の名称は「風のすみか つくばみらい」。みらい平駅から徒歩で8分の立地。2階建てで居室数は20室(4室が夫婦部屋)。居室面積は18平米(夫婦部屋は36平米)。パナホームが施工を手掛けた。つくばみらい市では初のサ付き住宅だ。

 施設全体に見守りシステムを導入。共用部8ヵ所と了解を得た入居者の居室に見守りカメラを設置。サ付き住宅とデイサービスの各施設の責任者4名が携帯端末を所持し、通報があればすぐに駆けつけられる仕組み。入居者はハンズフリーでスタッフと会話することもできる。

 浴室はすべて個浴で1階に1ヵ所、2階に2ヵ所設置。重度者でも個浴で対応している。食事は各階で摂る形態。配食会社から食材を注文し、盛り付けを自社スタッフが行っている。

 入居費用は家賃が3万5000円~3万6000円、共益費2万円、状況把握・生活相談サービス費2万円。食費は4万5000円。入居者の主なターゲットは特養待機者で要介護3以下。内覧会に150組が来場し、開設前に80%の入居が決定した。

 有償の外出支援サービスでは通院付添、買物代行・同行などのメニューを設け、時間帯、利用時間に応じて細かく料金設定。例えば通院付き添いサービスの場合、午前10時から午後6時まで30分未満1500円、午後6時以降は30分未満3000円で提供。買物代行の場合、30分未満500円、買物同行の場合、30分未満1000円でサービスを提供する。

 生活支援サービスでは20種類近いサービスを設けた。定期以外の清掃が1回500円、近況報告が1月300円、貴重品預かりが1日200円、整容支援が1回200円などと決められている。

 デイサービスはサ付き住宅の1階に配置。認知症者向けに学習療法などのサービスを提供するスペースとマシントレーニングやフィットネスを実践するスペースを2つに区切っている。

 スタッフはサ付き住宅に日中3名常駐。デイサービスを含めると23名が勤務している。業績・評価連動型賞与を導入。各事業所の収益状況や独自の評価係数基準に基づいた能力の数値化で賞与支給額を決定。

 「“利用者・家族に真摯に向き合う”などの経営理念・企業理念を非常に大事にしている。今後は利用者のニーズに応じた訪問介護も自社で提供していきたい」(岩尾社長)。

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