ポータル、ISP事業などインターネット情報サービスを提供するエキサイト(東京都港区)は、ウェブ上で介護支援サービスを開始した。東京23区を対象に、介護者や要介護高齢者本人に多様な介護保険外サービスを紹介する。

 サービス名称は「ファミリーサポーター」。パソコンやスマホを使い、「家事代行」や「介護家族支援」に登録したサポーターと利用者をマッチング。従来高額であったサービスを直接マッチングすることにより、間接的な人件費を削減。低価格でサービスを提供する。

 「家事代行」のサービス内容は、日常の清掃、買物、料理、食事の片付け、洗濯、庭の手入れ、ペットの世話など。「介護家族支援」は働きながら介護をしている人や、遠方に介護を必要としている家族がいる人に、通院の付き添いや見守り、話し相手など、介護保険外の家事支援、生活支援サービスを提供。

 利用者はウェブ上で会員登録を行ったうえで、サービス内容やサポーターのプロフィール、サービス提供地域をもとにサポーターを選択。費用の見積もり後、サービスを提供してもらう。決済はクレジットカードを活用。費用はサービス内容やサポーターによって異なり、現在の平均は1時間1800~2500円。

 現在「家事代行」、「介護家族支援」合わせ、50名のサポーターが登録。個人のサポーターについては、全員面談しており、運転免許証などにより本人確認済み。賠償責任保険と傷害保険に全員加入。団体所属のサポーターは、それぞれの団体が行う研修や実習を受けた人のみ登録している。

 事業化のきっかけは、同社のビジネス開発室に所属する有澤真悠子氏の祖母の介護経験。今年6月から介護家族支援サービスを開始した。現在利用件数は「家事代行」で月間200件ほど、「介護家族支援」で同20件ほど。

 「今後、介護保険制度改正が進むことで、保険外サービスは益々重要になる。普及宣伝活動に力を入れていきたい」(有澤真悠子氏)。

 最近は「サービス付き高齢者向け住宅など施設からの依頼も増えている」という。

 同社では今後、インターネット上で、電話やメールを使い介護のプロに相談できる「介護相談サービス」や、介護経験者が良かったサービス・介護用品などを共有する「介護情報共有サービス」も実施する方針。 また一般社団法人シニア福祉相談士検定協会のシニア福祉アドバイザーと連携。一般社団法人日本エルダーライフ協会(大阪市)が推進する介護者支援組織「お節介士」とも連携していく考え。

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう