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ヒューマンホールディングス(東京都新宿区)で介護事業を展開するヒューマンライフケア(同)は18日、介護職員を対象に、独自コンテンツによるVRを活用した教育研修を開始。今年度中に全191事業所で実施し、より効率的・効果的なスタッフの育成とケアの質向上を目指す。

年度内に全191事業所で実施

同社がこの度独自に制作したVRコンテンツは、(1)スピーチ・ロック、(2)危険予知訓練の2つ。

(1)は、スピーチ・ロック、すなわち「言葉による拘束」を利用者目線で擬似体験できるもの。例えば、介護職員による「ちょっと待って」という言葉は、利用者の行動を制限することに繋がる。現場で何気なく行われがちな場面を、利用者目線で擬似体験させることで、防止していきたい考えだ。

(2)は、360度見渡せるVRの特性を生かし、現場の様々なシーンにおいて危険が発生しそうな箇所を探すもの。介護職員の「気づき」を促し、リスクマネジメントに繋げていく。

VR研修実施の背景について、瀬戸口信也社長は「座学研修だけでは難しかった『経験値を積める研修』を目指し、VRを活用することにした」と話す。ケアの質向上に加え、未経験者や技能実習生の入社時の育成期間短縮化、地域の介護教室などでの活用も想定。「介護事業者で、社員研修用教材として独自のVRコンテンツを制作するのは、非常に珍しいのではないか」(瀬戸口社長)

発案から研修開始までの期間は約3ヵ月。撮影は同社の既存施設で行い、職員が実際に出演することで、身近に感じられるよう工夫したという。今年度中に、全191事業所で研修を実施予定だ。

同社では、社内資格やキャリアアップ制度により、指導者としても活躍する職員が多い。VR研修においても、職員同士の研修による主体的な普及を目指していく。

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