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 社会福祉法人洗心福祉会(津市)は「福祉の総合商社」を旗印に、高齢者福祉、児童福祉、障害者福祉、医療を提供する。職員数は1000人を超え、三重県下では最大規模の社会福祉法人だ。高齢者介護への取り組みなどについて山田俊郎理事長に話しを聞いた。

 

 

三重6市で展開 来月滋賀に特養

──法人について教えて下さい。
山田 1978年に誕生しました。保育園の運営から始まり、90年代初頭より高齢者介護に力を入れています。事業エリアは津、松阪、伊勢など県内6市。一昨年には滋賀県(甲賀市)に進出し、訪問介護事業所と居宅介護支援事業所を開設しました。来月には甲賀市に40床の特養、20床のショートステイ、定員30人のデイを開設し、訪介と居宅介護支援事業所をここに移転させます。

 

──高齢者介護で力を入れていることは。
山田 小規模多機能型居宅介護事業所などの地域密着型サービスに注力しています。小多機は全部で6ヵ所運営しています。一般的には小多機は利用者獲得が難しく、なかなか採算が合わないと言われていますが、2年前にサテライトで開設した津市内の小多機(定員18人)は、現在待機者がいるほどの人気となっています。

 

──利用者が獲得できている理由はなんでしょうか。
山田 この小多機がある美杉地区は、津市の中心部まで車で1時間半もかかる山間地域で、医師がいませんし、ほかの介護事業者も拠点を構えていませんでした。「地元に介護事業所が欲しい」といったニーズに応じられたことが大きいと思います。
 また、地元に介護事業所ができたことで雇用が生まれ、地域の人たちが車で1時間半もかけて働きに行く必要がなくなりました。この様に、ある程度採算を度外視してでも地域のために活動できる点が社会福祉法人の強みだと思います。

 

Iターン重視 遠方にもPR

──雇用の話がでましたが、人材雇用や育成に関する取り組みを聞かせて下さい。
山田 法人として取り組んでいるのはIターン就職者の積極的受入れです。毎年数人はいます。Iターン希望者獲得のために、大阪や京都など地域外の就職イベントにもよく出展します。また、一般マンションやアパートの借上げではない自社所有の寮もあり、水光熱費込で月1万円で入寮できますが、ここもIターン就職者が優先的に入れるようになっています。

 このほかにも職員が立ちあげた法人内サークルに対しては法人で活動を支援するなど、福利厚生に力を入れています。

 

──三重県外の人に法人をアピールするのは難しいのでは。
山田 求職者への訴求効果を高めようと、法人パンフレットを昨年刷新しました。
 これまでは法人概要や運営する事業所の案内のみでしたが、こうした情報は、今はインターネットで見ることができます。そこで、新パンフレットでは、法人の取り組みや強みなどをイラストや職員の座談会形式で紹介し「読んで楽しめるパンフレット」としました。就職説明会の帰りに電車の中などで「ちょっと読んでみよう」と思わせるようなデザイン、内容になっています。求職者だけでなく、あちこちに配布していますが「わかりやすくて面白い」と好評です。

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