社会福祉法人兼愛会(横浜市)は約1年半前から、週休3日制を2施設で試験導入。4月に開設した特別養護老人ホーム「しょうじゅの里小野」(同)において本格的に導入した。スタッフは週休2日か3日を選択できる。

 

 

残業短縮と連休 可能に
 週休2日の場合1日の労働時間が8時間、週休3日だと1日10時間となる。どちらも、1週間の総労働時間は40時間だ。

 

 これにより残業時間を短縮できるという。労働時間を変えずに残業時間を短縮できる理由は、業務分担ができることにある。担当者が2人でいるうちは入浴ができないので、遅番が出勤してから午後に対応することになる。午後に入浴すると、作業終了後に記録を書くため残業になるケースが多い。

 

 週休3日制度を導入することで、週休2日に比べるとスタッフが複数勤務している時間が増える。この時間で効率的に業務を分担すると、入浴、外出支援、レクリエーションなどの業務にスタッフが専念することにより、残業時間を減らすことができるという。

 

 現在、約8割のスタッフが週休3日で働いている。「若い人たちの仕事に対する考え方が、休日やプライベートを充実させたいというものになっています。金銭面だけではなく、働き方を変えて、介護のイメージを変えたいと思い週休3日制を始めました。これを機会に他業界からも、介護業界を希望して欲しいです」(薄井裕二施設長)

 

 残業時間を減らすだけでなく、連休を取ることが難しかった介護業界において、長期休暇も取得できるようになったという。週休3日制にすると休日が多いのでスタッフのシフトを調整しやすく、適切に調整すれば6連休を取得することも可能だという。

 

 この取り組みは昨年10月に開催された地方厚生局主催の「第一回基金事業担当者介護人材確保意見交換会」で発表された。

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