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 エコナビスタ(東京都千代田区)が開発した健康見守り型クラウドサービス機器の導入が高齢者施設で進んでいる。非接触センサーで睡眠や温湿度、活動量などのデータを管理。体調の急変や事故を未然に防ぐ。昨年から本格的な販売を開始し、既に有料老人ホームを中心に約900床で稼働。導入は予定を含めると1000床を超える。

 

 

 
 「ライフリズムナビ+Dr」はベッドのマットレス下に設置するセンサーマット(体動センサー)、人感センサー、温湿度センサーで構成。利用者の睡眠から活動、室内環境までを計測。各センサーからの情報をパソコンやスマホで〝見える化〟した。睡眠データでは在床・離床、入眠・覚醒時刻、睡眠深度、中途覚醒、心拍数、呼吸数、無呼吸回数・時間を計測。温湿度データでは温度と湿度、活動量データでは動体検知、活動時間、ドアの開閉などがリアルタイムで把握できる。

 

 施設用ではパソコン管理画面上で居室一覧やアラート履歴を表示。入居者の状況把握に役立てられる。「設定温度を上回る」、「20分以上トイレから出てこない」といった異常時にはアラートやアイコンで管理者に知らせる。アラートの設定は利用者ごとに自由に行える。介護記録システムとも連動する。
 在宅の利用者の場合、介護者に対し、徘徊を音やメールで通知できるため、外出中でも携帯のスマホで異常をすぐに確認できる。

 

 日々の詳細な情報をもとに健康レポートを毎月作成。医療機関と連携すれば、生体・生活・環境情報を解析した上で健康に過ごすためのアドバイスを受けることができる。

 

 室内ネットワーク環境は不要で、配線はセンサーマットへの電源のみ。特別な設置工事や専用サーバを導入する必要もない。カメラを使わずプライバシーも確保。有線LANにも対応。
 LAN回線で利用する場合、導入費はクラウド利用料として1床あたり月額1500円。SIMカード利用(3G)の場合、同1980円。オプションとして、データ解析および疲労睡眠クリニックからのコメント付きレポート作成料が月額2000円となる。
 「入居者や家族に安心してもらえることはもちろん、介護職の負担を軽減することにも役立つ」(渡邉君人社長)。

 

 同社は2009年、大阪市立大学医学研究科教授の梶本修身氏が創業。医学的根拠に基づいたホームシステムコントロールの開発に着手。梶本氏は創業以前から疲労のメカニズムの解明や疲労バイオマーカーの開発に携わっていた。

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