地域医療の充実の観点から、専門医不足に悩む地方の病院などとの医療連携を可能にする「遠隔医療」や、離れた場所にいる患者を診察する「遠隔診療」など、オンライン医療が注目を集めている。

 

 

産学連携で実用化
 産学連携によるオンライン医療の実用化に向けた動きが活発化している。昭和大学(東京都品川区)は5月28日、フィリップス・ジャパン(同港区)と共同で導入した「遠隔集中治療プログラム(以下・eICU)」の構築・稼働状況について発表。eICUは、複数病院の集中治療室(以下・ICU)を支援センターとネットワークでつなぎ、それぞれのICU患者の状態・データを支援センターの医師や看護師がモニタリングするシステム。世界では、既に500施設以上で導入されている。米国では、ICU入院患者の退室までの期間を20%短縮する研究結果も出されている。

 

 医療の質向上や患者の利便性向上、離島やへき地などにおける医療の地域差の是正などが期待されているほか、高齢化に伴う重症患者の急増にも医療の質を落とさずに効率的に診断することが可能となるという。

 

 遠隔診療の支援体制の構築に向けた動きも加速している。例えば、Elephan(同中央区)は5月30日、遠隔診療プラットフォーム「Face―Cube」のOEM提供を開始。トリプル・エージャパン(福岡市中央区)が開発したFace―Cubeは、テレビ電話診療機能、患者の予約管理システム、診療中の患者の画像保存などの機能を搭載することで使い勝手を向上させ、遠隔オンライン診療の更なる普及を目指している。

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