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医療・介護連携強化
八千代会グループ(広島県安芸高田市)は、母体である八千代病院を中心に、有料老人ホーム(以下・介護付きホーム)、サービス付き高齢者向け住宅などの施設系サービスのほか、在宅系サービスも展開し、高齢者の医療、介護をトータルでサポート。今年4月には、病院にサ高住を併設した複合施設を開設。7月には八千代病院の300床を介護医療院に転換した。医療・介護連携を強化している八千代会グループの木村正幸常務に話を聞いた。

 

 

西風新都 中核拠点に
地域包括ケア 実現へ

──事業内容は
木村 グループの母体となる八千代病院は、1992年5月に150床の病院として開院。その後増床し、医療療養病床280床、介護療養病床231床の計511床を有する県下有数の介護療養型医療施設として展開。今年7月、511床のうち、300床を介護医療院に、12床を有床診療所に転換しました。

介護の施設系サービスについては、05年に介護付きホーム「メリィハウス西風新都(472室)」を、07年に介護付きホーム「メリイハウス八千代(320室)」を開設。2010年以降はサ高住の開設に注力し、広島市内6ヵ所でサ高住を353室運営。今年4月には、病院「メリィハウスホスピタル(199床)」とサ高住「メリィデイズ(204室)」の複合施設を開設しています。

 

 

「機能回復」に注力
──医療・介護連携を強化していますね
木村 入院患者や家族の意思を尊重した医療・介護の提供体制の構築をテーマに、介護保険制度施行前より、MS法人にて施設運用を模索。医療法人としては早い時期に介護付きホームを開設し、地域包括ケアの実現に向け、医療・介護の両輪を持つグループとして展開してきました。

また、リハビリスタッフや薬剤師、管理栄養士、医療相談員といったコメディカルスタッフと協同してアメニティの向上に努め、医療・介護連携の強化を図っています。

 

 

──八千代病院を見学したいという希望者が多いと聞きました
木村 当院は開設当初より、病院をディスクローズすることを心がけており、グループ全体の見学者数は延べ4万人になります。職員も「見学者に見られている」という意識を常に持って働いています。グループの理念である「おもてなしの心」を大切にし、設備などのハード面における清潔さや、サービスなどのソフト面の質向上に努めてきました。広島駅から車で1時間15分ほどかかり、地の利が良いとは言えない立地条件にもかかわらず、広島市内からの入院患者が70%を占めているのは、その評価の現れだと思っています。

病院とサ高住の複合施設を開設

――今年4月に開設した複合施設の狙いは
木村 今から約13年前に、西風新都を拠点にした地域包括ケア構想を立案。中核施設には病院のメリィホスピタルを回復期病棟として移転することとし、周辺に介護付きホームやサ高住を開設してきました。「ときどき医療、ほぼ在宅」をコンセプトに、地域の高齢者の暮らしを支えられる体制づくりを目指しています。

 

複合施設は、RC造10階建てで、低層階が地域包括ケア病床と療養病床計199床を有する「メリィホスピタル」、高層階が204室、定員214名のサ高住「メリィデイズ」となります。メリィホスピタルでは、急性期病院からのポストアキュートや、近隣在宅、特養、老健などからのサブアキュートの受け入れを行い、医療やリハビリを提供。その後は、自宅や紹介施設への復帰が可能になるよう、併設しているメリィデイズにて、入居者の要望に応じた機能回復に力を注いでいきます。

 

 

──今後のビジョンは
木村 地域包括システムの実現に向けて、広島県西部のリソースは完成したと考えています。今年4月の医療・介護のダブル改定で、医療・介護連携の促進が明確になりました。引き続き、地域の病院や医師会との連携を密にし、地域医療に貢献するとともに、近隣の介護施設との連携を深め、医療・介護連携の強化に取り組んでいきたいと考えています。

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