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ソニー・ライフケア(東京都渋谷区)の子会社で、介護付有料老人ホームを運営するライフケアデザイン(同)は今月、東京都練馬区に「ソナーレ」シリーズ3棟目、グループ全体として30拠点目となる介護付有料老人ホーム「ソナーレ石神井」を開設した。「量を決めるのは質」という考えのもと、年間1棟以上のペースで開設する計画だ。

 

「ソナーレ」ブランドでは、ケアマネジャーに加えて「ライフマネージャー」という役職のスタッフを配置したり、最適な眠りを実現するために、睡眠計を用いた眠りの「見える化」と医学的・科学的根拠に基づくスリープマネジメントを推進したりしている。居室には遮音性の高い独自企画の引き戸を採用し、睡眠とプライバシーに配慮している。居室の洗面台は車椅子でも使えるように電動昇降機能を装備。また、入居者の状態に応じてサポートができるよう、斜め置きのトイレを設置していることも特徴だ。

 

今回、開設したソナーレ石神井は、鉄筋コンクリート造の地上3階、地下1階建て。居室数25室(定員53名)で、18平米、20平米、40平米の3種類の居室タイプとなっている。ソニーグループならではのコンテンツの活用として、ソニーの最新犬型ロボット「aibo」と、ソニーモバイルコミュニケーションズのコミュニケーションロボット「Xperia Hello!」を試験的に導入し、入居者のQOL向上と、ホームライフの活性化を目指す。

 

24時間看護師常駐体制のほか、医療機関として医療法人社団平成医会(東京都千代田区)の板橋区役所前診療所などと連携していく。板橋区役所前診療所は、常勤・非常勤あわせて約20名の医師が在籍している。夜間は基本的に常勤医師による訪問診療を行っているほか、独自に病院との提携関係を構築し、各病院が得意とする疾患や空きベッド数などの状況を把握。これを活用し、救急車での緊急搬送時などの際、病院との連携をスムーズにする中間ハブとなる。

 

ソニーフィナンシャルホールディングスが「ぴあはーと藤が丘」を買収し、介護事業へ本格参入したのが2013年。16年4月に「ソナーレ」ブランド1棟目の「ソナーレ祖師ヶ谷大蔵」(同世田谷区)、17年5月に「ソナーレ浦和」(さいたま市)を開設している。15年には、「はなことばシリーズ」を展開するゆうあいホールディングに出資し、17年7月に子会社化(翌8月、会社統合に伴いプラウドライフと名称変更)を実施するなど事業基盤の構築にむけ、着実に歩みを進めている。

 

今後の展開としては、既存の介護付有料老人ホーム「ぴあはーと藤が丘」を「ぴあはーと横浜青葉」として19年夏に増床移転する予定。定員数は現在の32名から56名となる見込み。また、19年秋には、ソナーレシリーズ4棟目となる「ソナーレ浜田山」(定員73人)を新設予定となっている。

 

これまでに出店したエリアの利用者から、ソナーレシリーズとしてさらに高級感あるシリーズの展開の要望が多くあがっているという。次に準備している浜田山を含め、さらなるプレミアム感のあるホーム作りをする方針だ。
「Life Focusのコンセプトに沿い、入居者のための介護品質を追求するのがソニーらしさであると考えています。いたずらに量を追いかけることなく、品質追求で一棟ずつ丁寧に作っていき、年間1棟から数棟ペースでの開設を見込みます。今後は、現状より高価格帯のホーム展開となる可能性を視野に入れています。M&Aについても、常にオープンであり、当社グループの理念に共鳴いただける事業体であれば別業種も含めて、検討を進めたい」(出井学社長)

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