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厚生労働省は5月24日、4月にフィリピンで実施した「第1回介護技能評価試験・介護日本語評価試験」の試験結果を発表した。両試験ともに受験者は113人。技能試験は94人が、日本語試験は97人が合格した。合格率はそれぞれ83・2%、85・8%。両試験とも合格した人は84人(74・3%)だった。

フィリピンで実施
来日要件として合格を義務付け
この試験は、今年4月よりスタートした介護分野の「特定技能」での来日に際して、受験・合格が義務付けられているもの。技能試験は「介護の基本」「コミュニケーション技術」「生活支援技術」など全45問で試験時間は60分。日本語試験は「介護のことば」「介護の会話・声かけ」など全15問で試験時間は30分。総得点の60%以上で合格としている。

「予想以上の成績」
なお、実際の試験内容、正解、配点、採点結果などは非公開。
今回の合格率について、介護分野の外国人人材事情に詳しいアクセスHR(大阪市)の前川聡社長は「当初予想していたよりも高かった。特に日本語試験の合格率が86%近いというのは、一般的なフィリピン人の外国語習得レベルから考えてもかなり高い」とコメントする。
その理由について前川社長は「介護の技能実習生として来日予定で、日本の介護事業者から内定をもらっていた人たちが、新たなチャンスを求めて受験したことが考えられる」と予測する。

フィリピン人介護技能実習生については、フィリピン政府が出国許可を出さない関係で、まだ1人も来日できていない状態だ。一刻も早く送り出したい送り出し機関、一刻も早く就労して欲しい介護事業者の思惑などもあり、こうした「待機状態」の人たちが特定技能での来日の可能性にかけた、という図式だ。彼らは現地で教育を受け日本語N4レベルには達しており、介護技能もある程度は習得している。そうした人材が受験したことで、結果的に合格率が高くなったと考えられる。

第5回試験受付6月21日開始
介護分野における技能試験・日本語試験は、5月25日~27日に第2回が実施され、第5回まで開催が決定している(いずれもフィリピンで実施)。ただし、今後については「第1回の合格状況を受けて、試験の難易度が変更される可能性も否定できない」(前川社長)という。
第5回試験は7月1日~4日及び8日~11日にマニラで実施。受験申込みは6月21日より開始。

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