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社会福祉法人東の会

地域貢献事業として子ども食堂を開催する介護施設も増えつつある。特養特別養護老人ホームみたけ(相模原市)が開く子ども食堂は、近隣団地などの高齢者の参加も多く、多世代交流の場となっている。

 

 

同施設では、1階のデイサービスのスペースで月1回、日曜日(基本第3か第4)の12時から15時まで、「みたけ子ども食堂」を開催している。定員は30名程度。
8月18日の会では昼食でカレーライスとサラダが出されたほか、流しそうめんも実施。その後、保育シンガーソングライターによる手遊び歌などのレクリエーション、手作りパフェでのおやつタイム、と続いた。

 

法人が保育所を運営していることもあり、食事やレクリエーションの内容など、そのノウハウを活用できる。
「最近では、子どもはいるのに子ども会の維持が難しい、といった地域もあります。共働きで夫婦ともに忙しく、運営者がいなかったりします。そんな中で一つのコミュニケーションの場になればと思っています」と担当の管理栄養士、駒崎万寿子さん。

 

食事後、子どもが多いテーブルのところでは、小学生の女の子が幼少の子を抱っこしたり面倒をみたりする光景も見られた。「そんなところが良い、と来てくださるケースもあります。引っ込み思案だからと参加を親がすすめたりします」(駒崎さん)

 

高齢者も参加
とはいえ、「みたけ子ども食堂」の参加者は子どもやその親だけではない。約半分は高齢者。これがひとつの特徴といえる。施設の周辺には団地が複数あり、単身あるいは夫婦のみの高齢者世帯も多い。したがって、取り組みの目的である「安心して過ごせ、食事が取れる場づくり」は、当初から子どもに加え高齢者も対象だった。

流しそうめんでは、高齢の女性が、小学生の男の子に、流れてくるゼリーや野菜をとってあげる、といった光景も見られた。保育シンガーソングライターの遊戯も、基本子ども向けではあるものの大人も楽しめる内容で、会場では笑いが絶えなかった。プログラムには40分ほどのレクリエーションが必ず入る。

 

「前回はフラダンサーの方がレクを担当して、高齢者の方も踊って皆で写真撮って。子どもと一緒に過ごすのが楽しみなんですよね」と駒崎さんはいう。「ちぎり絵のレクのときもありました。高齢者の方が『上手ね』と子どもをほめたり。仲の良い子もいて話をしたりしています。地域の方たちなので、自然にお声がけできるのだろうな、と感じます」

 

 

当日以外の関わりも
高齢者の参加者は、1人で来る人もいれば、夫婦で来ることも。このように高齢者の参加も多いことから、地域包括支援センターも協力者に名を連ね、当日様子を見に来たり、ふだんも近隣の高齢者の様子を確認しに来たりするといった関わりも生まれた。

 

近隣団地から参加する要介護ではない高齢者には、この子ども食堂以外にデイサービスにもボランティアで歌いに来ている人が複数いる。そのうちの1人は次のように話してくれた。
「いろいろ楽しませてもらっています。子どもがいるのがいいですね。お孫さんを連れてくる人もいますよ」

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