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対談 落合陽一氏・下河原忠道氏

 

 ヘルスケア分野の事業創出・創業支援を行うSHIP(東京都新宿区)は14日、対談イベント「シンギュラリティ時代の介護と多様性 Vol2」を都内で開催。ピクシーダストテクノロジーズ(同千代田区)の落合陽一社長とシルバーウッド(千葉県浦安市)の下河原忠道社長による対談や、両社が実証実験を進める電動車椅子「xMove(クロスムーブ)」の紹介などが行われた。

 

ピクシーダストテクノロジーズが開発するクロスムーブは、市販の電動車椅子に装着することで、スマートフォンや付属のボタンを使い、目的地を指示することで自動運転が可能になる装置だ。「コスト感に気を配り、廉価なセンサーを多数配置し、足りない部分をソフトウェアでカバーして補っている。すべてが高品質な製品であっても、高価だと普及が進まないため、コストにはこだわった」という。

 

 

現在、シルバーウッドのサービス付き高齢者向け住宅「銀木犀」で、導入実験中だ。実際に実験中、「電動車椅子がどこに向かって走るのかがわからず怖い」という意見から、「右に曲がります」「目的地に着きました」などの音声を流すように変更した例もあるという。

 

 

落合社長はこの実証実験について「車椅子プロジェクトをどうやったら事業化できるのかを探るのが、今回の挑戦」と語り、「先天性の障害と後天性の障害を分けず、ダイバーシティと考えている。誰もが気軽に何でもできるような仕組み作りをしたい」と述べた。

 

 

人材不足の根本的解決を

 

イベント後半は落合社長と下河原社長が介護分野におけるテクノロジーをテーマに対談。下河原社長は「テクノロジーを導入するにあたり、1回でホームランを打とうとしても意味がない。バントでもいいので、とにかくバッターボックスに立つ。そういうことを増やすのが大事ではないか」と語り、最初から大幅な改善を求めず、まずは様々なものを試してみる姿勢が、テクノロジー普及・介護業界の人材不足改善に寄与するとした。

 

 

「テクノロジーは介護現場にもっと入ってくるべきだが、なかなか入ってこない。とにかく現場に人がいない。人材会社に何千万円も払って人を取り合っても根本的な解決にならない。一刻も早く、テクノロジーを導入すべき」(下河原社長)

 

 

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