僧侶が心のケア

 

ナースケア(大阪市)は5月、寺院と看護をテーマとした訪問看護ステーションを大阪市住吉区内に開設。寺院を地域包括ケアの拠点とする。年内には同じモデルのステーションを天王寺区内にも開設する計画。看護師と僧侶・寺院との連携の可能性を探る。

 

 

 

このほど開設するのは訪問看護ステーション「さっとさんが願生寺」。徒歩数分の場所の願生寺と連携する。「さっとさんが」は、サンスクリット語で「良いつながり」の意味。

 

「住み慣れた家で、自分らしく、安心して暮らしてゆける地域共生社会に貢献するため、お寺を拠点とした地域包括ケアを考えた」(疋田節子ナースケア社長)という。今後は「さっとさんが」ブランドで同様の訪看を複数展開していく。

 

訪看から徒歩数分の場所にある願生寺

 

 

掲げるのは「看仏連携」。僧侶と看護師が、終末期の癒しや看取りに関わり利用者をサポートする。看護師3人でスタートするが、うち一人はスピリチュアルケア師の資格を持つ。訪問看護師が看護サービスを提供するとともに、心理的な面にも寄り添う。

 

また願生寺の住職(臨床仏教師)も必要に応じ、自宅や施設に訪問し、利用者・家族の心のケアを担う。年内には天王寺区の大蓮寺の敷地内にある應典院に訪看ステーションを開設する計画。

 

 

 

ACP、看取りにも対応

 

今年1月には、「看仏連携〈看護と仏教〉地域包括ケア寺院の可能性を考える」と題した勉強会が應典院で開催された。住職や看護師らから介護と医療の現状やACP、看取り、寺院・僧侶の役割などについて語られた。

 

 

今年8月には看護系の学会で、願生寺の大河内大博住職やナースケア疋田社長らが、「看仏連携」のプレゼンを行う予定。

 

同社は大阪府、兵庫県伊丹市などで4ヵ所(サテライト含め5ヵ所)の訪看ステーションを展開。看護師は約50人在籍(リハビリ職15名含む)。訪看利用者は530人ほど。

 

 

 

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