コロナ第二波受け見通し提示
ツクイホールディングス(横浜市)は5日、これまで未定としていた2021年3月期連結業績予想を公表。運営するデイサービスなどにおける緊急事態宣言中の利用控えや営業活動自粛の傾向は今後も一定程度続くとした上で、売上高943億6700万円、営業利益33億3200万円と前期と比べて増収減益になる見通しを示した。
同社では、新型コロナ対策の特例措置である2区分上位の時間区分での報酬算定を6月より実施。一方で、顧客数は前年レベルまでには回復しない想定としている。緊急事態宣言解除後も、感染者発生など第2波の影響により顧客数は8月、9月と横ばいで推移しているという。
5日開催の説明会では今期の出店計画にも言及。デイ8ヵ所、グループホーム4ヵ所、訪問介護10ヵ所(うち6ヵ所はアサヒサンクリーンより事業譲受)、訪問看護2ヵ所、サ高住1ヵ所を開設予定だ。
なお、同社は1日よりホールディングス体制へ移行。傘下には、ツクイ、ツクイキャピタル、DIGITAL LIFE、ツクイスタッフ。ツクイHD社長は津久井宏氏が務める。

ツクイ 津久井宏社長
※訂正:10月20日に見出しを修正しました。お詫び申し上げます。
「ツクイ 今期増収増益に」 → 「ツクイ 今期増収減益に」