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多角化経営で「まちづくり」

3月にジャスダックに株式上場したミアヘルサ(東京都新宿区)は、薬局・介護・保育・食品事業の多角化経営で「まちづくり構想」の実現を目指す。今年は初のM&A・事業承継で事業拡大したほか、介護事業部ではホスピス事業を立ち上げた。今後の経営戦略について青木勇社長に聞いた。

 

青木勇 社長

 

 

──新規出店状況は。
青木 近年は特に現役世代のニーズに応えるため、保育事業を強化している。7月には当社として初めてのM&Aを実施し、東昇商事の認可保育園6ヵ所がミアヘルサグループに加わった。また、8月にはマザアスと業務提携し、千葉県柏エリアのグループホームと小規模多機能ホームの2事業所を事業継承した。M&A・事業承継は成長戦略の一つの手法としている。

 

 

ホスピス事業立ち上げ

──ホスピス事業について。
青木 もともと薬局事業では2005年から無菌調剤薬局を運営するなどして在宅医療に貢献してきた。近年、末期がんなどの終末期における緩和ケアのニーズが高まっていることを受け、介護事業本部ではホスピス事業を立ち上げた。サービス付き高齢者向け住宅「日生オアシス東新小岩」(東京都葛飾区)の2階を在宅ホスピス専用フロアとしてリニューアルした。これに合わせて訪問看護も開設した。

日生オアシス東新小岩の2階をホスピス専用フロアとしてリニューアル

 

──新型コロナウイルス感染拡大による影響は。
青木 緊急事態宣言により、小中学校が全面休校になったことから、学校給食部門の売上高が伸び悩んだ。一方、かねてよりフランチャイジーとして運営している寿司宅配「銀のさら」の売上が堅調に推移した。地域におけるスモールビジネスが、食品事業の売上を補完するかたちとなり、改めて多角化経営の重要性を痛感した。また、コロナ対策としては、オンライン服薬指導を全店舗で開始。日生薬局大井町には9月よりクリーンルームを設置している。

 

 

──今後の事業展開は。
青木 デベロッパーなどさまざまな企業と提携しながら、地域包括ケア推進を視野に入れた「まちづくり構想」の実現を目指す。これまでもUR都市機構と連携し、団地再生事業などに取り組んできたが、このような事業を一層強化したい。現在、居住系ではサ高住とグループホームを運営しているが、今後は住宅型有老や高級有老も手掛けたいと考えている。まずは事業所がある一都三県で事業承継を推進し体制を固め、のちに関東外への進出を目指す。

 

当社の強みは薬局(40店舗)・介護(60事業所)・保育(32園)・食品(4店舗)の4事業による多角化経営だ。地域で事業展開することで、それぞれの点が集まり線となった。今はそれを面にしていく段階に突入した。将来的には東証一部への上場を目指す。

 

 

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