利用申請・基金の活用を
厚生労働省は2月19日の都道府県向けの事務連絡で、2021年度介護報酬改定で創設された科学的介護推進体制加算を算定するにあたり、科学的介護情報システム「LIFE」(Long-term care Information system For Evidence)への利用登録方法を示し、介護サービス事業所への周知を求めた。合わせて、LIFE対応のための介護ロボット・ICT導入費用などについては、19年度までに交付された基金の過年度執行が可能であるとした。
LIFEはCHASE及びVISITが統合されたもの。科学的介護推進体制加算の算定には、LIFEの活用が要件に含まれている。
新規利用申請は3月末まではCHASEのWEBサイトで可能。4月以降は新設のLIFEのWEBサイトからの受け付けとなる。新規利用申請後、厚労省より利用開始に必要なID・パスワードが記載されたはがきが送付される。25日までの申請で、4月上旬に発送される。なお、CHASEもしくはVISITを現在利用している場合は申請は不要。
LIFEへの対応にかかる費用について厚労省は、現在、20年度分の基金の内示を進めている地域医療介護総合確保基金において、ICT機器の導入については追加で協議可能であること、19年度までに交付された基金の残金を活用することで、今年度内に執行が可能であると通知している。