ソラスト 高齢者の健康管理に
ソラスト(東京都港区)は、4月12日からネスレ日本(神戸市)と、栄養改善による高齢者の健康維持や、疾病罹患リスクの軽減などを目的とする共同研究を開始した。科学的介護の実現に向け、高齢者の栄養改善効果の研究を行い、フレイルの克服を目指す。

共同研究のイメージ
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、高齢者が外出を控えることで、身体機能や認知機能の低下が見られ、フレイルが進むことによる健康への影響が危惧されている。
この状況回避に向け「通所介護施設利用者を対象とした栄養評価WEBフォーム(MNAプラス)活用による栄養状態の評価に関する前向き観察研究」を行う。
具体的には、同社の通所介護事業所で低栄養または低栄養のリスクがある利用者を見つけ、栄養改善指導を実施。体重の推移や栄養状態を測定したデータを蓄積、栄養改善効果の研究を進めていく。対象人数は120名。ネスレ日本が提供する栄養アセスメントツール「MNAプラス」を活用する。