SOMPOケア(東京都品川区)は5月20日、介護付有料老人ホーム「SOMPOケアそんぽの家難波稲荷」(大阪市)において、関西圏初となる良品計画のデザインによるリノベーションが完成したと発表した。
「認知症のある方にもやさしいデザイン」をテーマに、エントランスやダイニングなど、共有スペースを中心に改修が施された。
エントランスには新たに、下足箱と洗面台を設置。リノベーションを機に土足禁止としたため、入館と同時に手洗いができるようにした。また、エントランス全体に、良品計画の特色である木を基調としたデザインを採用。視覚的にやさしい印象を与える工夫がなされた。ダイニングには会話を促す目的で、着席した際に周囲の人が視界に入りやすくなる円卓を設置。「視野が狭くなり、周囲の人を認識しにくくなる」という認知症の特性に配慮した。
良品計画との連携でリノベーションを実施した例は、今回で4施設目となる。2018年より、「ご利用者や社員にとって『感じ良いくらし』を創るプロジェクト」として、この取り組みがスタートした。

リノベーション後のダイニング