残暑厳しく、熱中症対策に水分補給を欠かさず行う日々。そんな日本の夏に欠かせないのがスイカですね!

 

スイカをきっかけに各々が活動を始めた

 

 

先日勤務していますデイサービス「扉」でお茶菓子にスイカが出ました。まな板の上のスイカは6キロほどあり、出刃包丁で切るのは男性メンバー(利用者)さん。

 

いつも食事の前にお味噌汁のネギやぬか漬けのキュウリを切り、食後は洗い物をする男性メンバーさんです。その周りを他のメンバーさんが囲み、お茶菓子のスイカの為にチーム一丸となり、盛り上がりながら準備に取り組んでいます。

 

 

半分に切ったスイカは鮮やかなピンク色で、瑞々しいスイカの香りが部屋中に広がります。お皿に取り分ける人、配る人、メンバーさん各々が分担して手際よくおやつのスイカが配られました。

 

もちろんスプーンを持って食べる人などおらず、皆さんかぶりつきです。糖尿病で自分でカロリーコントロールをしているメンバーさんの様子を見てみると、誰よりも早くペロッと食べ終えていました。どんなお茶菓子でも一口も食べずに「いらない」という方なので驚きました。そしてどのメンバーさんも童心に返ったようにスイカをパクパク頬張っています。いつにも増してキラキラ輝いた表情に私も興奮し、写真に収めようと、お一人おひとり撮っていますと、子どもの頃の表情そのままの満面の笑みを返してくれます。

 

 

私はスイカに格別な思い入れがあります。父の実家の長野へ帰省する度に食べていた、井戸水で冷やしたスイカの美味しさと、子どもの頃に長閑な景色の中で大きなテーブルに切り分けられたスイカが山盛りに置かれ、大勢で頬張ったことです。

 

 

スイカのあの形、切ったときの香りや色、食べるときの種の扱い、食べながらそれぞれに思うこと…。それらが五感を刺激し潤いある生活につながっていくのですね。今後もメンバーさんの「生活の潤いになること」を大切に。

 

 

女優・介護士 北原佐和子氏

1964年3月19日埼玉生まれ。
1982年歌手としてデビュー。その後、映画・ドラマ・舞台を中心に活動。その傍ら、介護に興味を持ち、2005年にヘルパー2級資格を取得、福祉現場を12年余り経験。14年に介護福祉士、16年にはケアマネジャー取得。「いのちと心の朗読会」を小中学校や病院などで開催している。著書に「女優が実践した魔法の声掛け」

 

 

 

 

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