終末期ニーズに焦点

 

社会福祉法人合掌苑(東京都町田市)は8月1日、運営する住宅型有料老人ホーム「輝の杜」(横浜市)の一部の居室をホスピスに転換した。運営にあたり、シーユーシー・ホスピス(東京都中央区)と提携。合掌苑が培ってきた信頼と実績を活かし、在宅でのターミナルケアのニーズに応えていく。

 

合掌苑・神尾昌志氏(左)、青松真由美氏(右)、CUCホスピス・織田忠生氏(中央)

 

今回転換したのは、有老の全40の居室のうち、14室。来年度末には30室とする計画だ。
転換にあたり、従来から訪問診療で提携していた医療法人社団平郁会(同中央区)との連携を強化した。終末期に特化した医療チームが、24時間体制で対応。さらに薬局と連携し、迅速に調剤し、訪問が可能な体制を整備した。

 

CUCホスピスが建物内の隣接スペースに訪問看護ステーションを設置。同社の看護師が24時間常駐し、介護は合掌苑のスタッフが訪問介護員として担う。さらに合掌苑運営の居宅介護支援事業所のケアマネジャーが、サービス提供責任者と密に情報共有し、ホスピス入居者の希望に沿って医療機関や介護事業所との連携を図る。

 

 

輝の杜は2003年の開設。近年、周辺の病院から終末期の患者の受け入れについての問い合わせが増えてきたという。「歴史の長い『合掌苑』が、ターミナルケアに特化することで、地域での存在感をより高めていける」と法人理事・統括マネージャー・青松真由美氏。スタッフの意識統一にも注力。2社が「協働」することの心構えについて複数回説明会を実施した。

 

「医療依存度の高い入居者が増えることで、介護スタッフの医療面についての理解が進み、より専門性の高いケアを提供できるようになる」と法人営業統括部本部長・神尾昌志氏は語る。

 

「輝の杜」の外観

 

 

 

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