日本ホスピスホールディングス(東京都千代田区)の子会社であるファミリー・ホスピス(同)は、医療ニーズに対応したホスピス住宅「ファミリー・ホスピス成城ハウス」を10月、オープン。これに合わせ、新たな取り組みであるリモート内覧会の開催を行っていく。

 

ファミリー・ホスピス成城ハウス外観

 

 

同社にとって、21棟目となる「ファミリー・ホスピス成城ハウス」では、木造、災害対策の充実など、SDGsを意識したこれからの高齢者住宅の実現を目指している。

施設は居室数が30室。居室面積は24.84平米が4室、14.49平米が26室。ファミリー・ホスピスが運営する。同社では、がん末期、ALSなどの神経難病の入居者が最期まで住まう「ホスピス住宅」は、これからの超高齢多死社会の課題解決策の一つであるとし、ホスピス住宅が、地域の看取り拠点になることを目指している。

 

その実現のためには、病院MSW、在宅医、ケアマネジャー、薬剤師など、地域を支える専門職に認識され、信頼されることが重要となる。しかし、いずれも多忙な職種であり、かつコロナ禍の昨今は施設見学もままならないのが実態だ。

 

そこで同社では、今回、リモート内覧会を実施。気軽に短時間での参加が可能なスタイルを採ることで、パンフレットやホームページなどの二次元情報では読み取れない、館内の様子や建物の雰囲気などを体感してもらうことが目的だ。

 

リモート内覧会は、所要時間約40分で、
▽ホスピス住宅の今後の展望
▽成城ハウスの説明
▽ホスピス住宅が提供できる生活機能
▽成城ハウスホーム長挨拶
▽質疑応答
という構成。

 

今月始めから実施を開始しており、月内に残り5日間、7回の開催を予定する。さらに、10月のオープン後も、引き続き開催していくという。

 

木材が多く使われた内装

 

 

 

 

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