一般社団法人グッドネイバーズカンパニー(東京都品川区)は、オーラルフレイル予防のリハビリを”競技”に落とし込んだ「くちビルディング選手権」を全国の地域サロンや集いの場などで開催している。

 

「くちビルディング選手権」には、少人数向けの「個人戦プラン」、30―50名規模のイベント向けの「団体戦プラン」、継続的な開催で総合事業プログラムにも活用できる「年間プログラム」がある。同社が選手権開催までのアレンジメントや当日の運営を担う。

 

 

スタッフには、医師や言語聴覚士、看護師などの専門職のほか、ゲームクリエイター、コピーライターなどが揃う。人気の競技は、鼻と口の間に貼り付けた海苔を舌で取るまでの時間をリレー形式で競う「黒ひげペロリ」や、口に含んだ梅干しの種を飛ばし、その飛距離を競う「飛ばシード」など。ルールを細かく設定するなど、クリエイティブ職に就くスタッフを中心に競技を作り込んだ。

 

「飛ばシード」を行う参加者

 

 

「『くちビルディング選手権』を開催すると、必ず盛り上がります。誰か一人でも白けた態度でいると雰囲気が崩れてしまう。スタッフが本気で楽しむ姿勢を徹底しています」と清水愛子代表理事は語る。選手権では、医療的なメッセージを発信することも意識。競技を行うことで鍛えられる筋肉などを解説する。

清水愛子 代表理事

 

 

医師でもある清水代表は、以前は広告代理店に勤務。社内では、高齢社会における地域の在り方に関わるプロジェクトに参加していたという。

「地域医療では、医師が患者を一方的に治療する以外にも、コミュニティの中で多職種が連携し、一人ひとりに合ったケアを『提案する』形も必要。フィールドワークを通じ、そう感じるようになりました」と清水代表。

 

「食支援」や「口腔」に関するテーマであれば、多職種が共に地域の人の健康課題に向き合い、支援する場を作りやすいと考え、数年かけて「くちビルディング選手権」を作り上げた。

 

同法人設立後も、その人の「ありたい姿」に合致するケアを、ソーシャルな場面で丁寧に探るという理念のもと、活動を行う。

 

 

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