京都府を中心に障害者支援施設、介護老人保健施設、保育園など、約40事業所を運営している社会福祉法人南山城学園(京都府城陽市)。法人の理念に共感する人材を採用するため、学生向けに「見学・体験型」と「課題達成型」のインターンシップを実施。コロナ禍でもオンラインで継続し、幅広い地域からの人材の確保につなげている。

 

法人の職員総数は750名で、毎年30名前後の新卒者を採用する。従来、「見学・体験型」のインターンシップを実施していたが、課題を提示して学生の視点から解決策を発表してもらう「課題達成型」のプログラムを2019年から追加した。

 

法人本部企画広報課の佐々木明子課長補佐は「法人では、地域社会の福祉ニーズに率先して取り組み、課題解決に努めることを理念としている」と話す。これに共感し、熱量が高い人材にエントリーしてもらうため、「課題達成型」のインターンシップを始めたという。

法人本部企画広報課 佐々木明子 課長補佐

 

 

コロナ禍でもオンラインで実施。分野ごとにプログラムをつくり、エントリーシートを通じて参加者を選考する。オンラインでもコミュニケーションがとりやすいよう、1回につき参加者は3、4名とした。

 

「見学・体験型」では、法人の概要を説明し、事業所の様子や業務内容を動画で紹介。現場の職員との質疑応答の時間を設けている。
「課題達成型」では、午前中に「見学・体験型」を実施し、加えて学生に課題を提示する。例えば、障害者分野であれば「障害者が地域社会と共に交わっていくために、できる取り組みは」といった内容。午後に1人ずつアイデアを発表してもらい、職員によるコメント、参加者同士のディスカッションを行う。

 

「主体性のある学生がほとんど。意見を認め、達成感を持ってもらえるようにしている。『法人のいい部分』を伝える、というよりは『課題を共に解決していきたい法人の姿勢』を伝えている」と佐々木課長補佐。

 

昨年は計42名が参加し、複数名の採用につながった。「支援が必要な人にどのように手を差し伸べるか、考え動ける人材を採用していきたい。インターンシップ時からそれを伝えることが、職員の活躍や、定着にもつながると考える」と佐々木課長補佐は話した。

オンラインインターンシップの様子

 

 

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