鹿児島県を中心に障害者福祉、児童福祉、介護事業を手がける社会福祉法⼈慶⽣会(鹿児島市)。同一労働同一賃金制度により、雇⽤形態の⾒直しを実施。併せて「毎⽇ノー残業デイ」を目指し、ワークライフバランスの向上を図っている。時間外労働時間が1人約15時間/月であった以前の状況から、昨年は1.5時間/月となった。

 

法人の職員数は約300名。障害者分野では生活介護や共同生活援助など、児童福祉分野では児童発達支援事業や放課後デイなど、介護分野では特養など計44事業所を運営している。

 

ワークライフバランスの向上のため、雇用形態の見直しを実施。多様な働き方を尊重すべく、まず正社員を「総合職」と「一般職」の2形態に分けた。キャリアアップの機会が多く仕事重視の働き方を「総合職」、研修の参加などが強制でなく私生活重視の働き方を「一般職」とした。総合職は退職金など福利厚生をより充実させている。

 

併せて、短時間勤務制度や育休の活用を促進しているという。管理部川窪慶太主任は、「以前はどの事業所でも、全員に均⼀的に業務を⾏わせていた。職員の7割が女性であることも踏まえ、出産・育児があっても、無理なく働き続けられる選択肢を設けた」と話す。

 

業務の担い手を確保するため、Wワークでの短時間勤務者、アクティブシニアを積極的に採用。また、業務負担の軽減を図るため、ICT化を推進。タブレットを各事業所に導入し、記録システムやチャットツールの活用により、記録や情報共有の時間を短縮した。

 

 

さらに、漠然と残業をすることがないよう、全事業所で「毎⽇ノー残業デイ」を目標に設定。月初めに残業を申告する「事前時間外労働申請制度」を設けた。必要以上に作業し続けることがないよう、管理課がPC電源の入切状況を把握・管理している。また、終了時間から逆算した業務のスケジューリングを徹底。長時間勤務の是正を図ったという。

 

 

「事業所責任者が『どのように業務効率を高めるか』を率先して考える習慣が必要」と川窪主任。定期的な研修や外部講師によるコーチングの機会を設け、意識づけを行っている。「個々の働き⽅を尊重したい。本当に必要なものは何かを見極め、より働きやすい環境を目指していく」(川窪主任)

 

パソ中山複合福祉施設外観

 

 

 

 

 

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