エクサウィザーズ(東京都港区)が12月23日に東証マザーズに上場する。AI(人工知能)開発企業として知名度が高く、想定時価総額が800億円を超える大型上場として市場関係者の注目を集めている。

エクサウィザーズ 石山洸社長
幅広い業界に向けサービスを提供しているが、日本の超高齢社会を見据えたサービスにも注力。介護業界向けにはAIを活かしたアプリ開発のほか、認知症ケア技法である「ユマニチュード」の研修事業なども行っており、SOMPOケアやプラウドライフなど高齢者施設運営企業が導入している。
介護業界向けトピックとしては、2018年3月、SOMPOホールディングスと超高齢社会における社会課題解決に向けた資本業務提携。
19年9月、介護現場の教育・研修で利用される動画コミュニケーションアプリ「ケアコチ」(現CareWithトルト)を、21年4月には介護記録AIアプリ「CareWithハナスト」をリリースしている。
また今年5月、トルトの拡販のため福祉用具のヤマシタと合弁でエクサホームケア設立(連結子会社)している。
11月25日には、高齢者住宅新聞主催のセミナーにエクサホームケアの石野悟史取締役が登壇し、AIによる自立支援ケアなどを解説した。