良品計画(東京都豊島区)の「里のMUJI みんなみの里」(千葉県鴨川市/以下・みんなみの里)では市社協の協力で、高齢者向けの移動販売を実施している。買い物難民解消に加えて、地域の見守りに貢献することも目的だ。

 

 

鴨川市の農村地域では、「交通の便が悪くて出かけられない」「免許を返納したため遠くまで外出できない」など、買い物に不便さを感じる高齢者も多い。

 

みんなみの里では、高齢者のニーズに対応するため、移動販売を開始した。店舗からほど近くの主基(すき)地区を対象に毎週木曜日、車で地域の集会所など約10ヵ所を巡る。

商品は主に食料品で、店頭と同価格としている。1日の来店者数は40人ほどで、レトルトカレーなどのインスタント食品など、手軽に食べられるものが人気だという。

 

移動販売の様子

 

萩原有希店長は、「すでに常連の方もできています」と語り、上々のすべり出しであると語った。

買い物客は販売車が到着すると、近所の人と誘い合って買い物に来る。そして、商品選びを楽しみながら世間話に興じる。「このことが住民どうしの見守りにもつながっています」(萩原店長)

 

移動販売に当たっては、「持続可能なこと」を重視したという。みんなみの里の移動販売では「住民が必要とする商品を販売する」ことを意識。その際、市社協の協力で地区代表者会議や高齢者サロンなどの場で萩原店長がニーズの聞き取りを実施した。

開始後も住民から意見を求め、「一緒に作り上げていく」ことを目指したという。

 

また、車両は別の目的で元々使用していたものを流用。商品棚には自社製品を利用し、初期投資を低く抑え、移動販売が負担とならないように配慮した。

萩原店長は地域貢献が主眼にあるとした上で、「無印良品ブランドの商品を購入したことのない人に、知ってもらう機会になります」と語り、実際に店舗に足を運んでもらうきっかけとなることを期待したいとした。

 

 

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