社会福祉法人三篠会(広島市)は、川崎市と共同で複合福祉施設「川崎市複合福祉センターふくふく」(川崎市)を今年3月から運営している。高齢者や障害者だけでなく子どもや子育て世代など地域住民に向けた一体的なケアを目指す。

 

 

施設は、市が策定した「川崎市地域包括ケアシステム推進ビジョン」を踏まえ、「高齢者や障害者の在宅生活支援の推進」を目標とし開設した。建物は地上8階建てで、川崎市が委託する「発達相談支援センター」、「ひきこもり地域支援センター」などを設置。複数の機能が集約されている。

 

 

そのうち、三篠会は在宅生活支援のため「看護小規模多機能型居宅介護」、「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」、「訪問看護ステーション」を運営。さらに、地域移行をコンセプトに知的・身体・精神障害に対応する「障害者支援施設」、聴覚などに障害がある人にも配慮する「特別養護老人ホーム」、職員だけでなく地域住民も利用できる「事業所内保育園」を運営する。三篠会が担う事業所を総称して「川崎ラシクル」と名付けた。

 

施設外観

 

 

併せて、三篠会は川崎市の指定管理者制度のもと、専門職が地域全体の総合的な支援を行う「南部在宅支援室」、就労移行支援や就労継続支援などを行う「南部日中活動センター」の運営を受託する。

 

 

三篠会の障害者支援施設薮野博之施設長は「多くの機能が1つの施設に集約され、地域からの期待は大きい」と話す。各事業所が連携して相乗効果を図るため、各代表者が集まり、それぞれの取り組み内容を知る研修会や、施設の課題を共有し、協力体制を築いていく会議を定期的に開催している。

 

 

「利用者がこれらサービスを横断的に利用する場合も、施設内で情報共有し、一体的にサポートすることが可能」とラシクル総合地域支援室山縣弘幸室長は話す。「職員には施設の〝顔〟になることを伝え、地域住民と信頼関係を築いている。地域に根差した施設として貢献していきたい」

 

 

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