日本語学校運営・外国人人材の採用支援などを手掛けるアイメイドアルファ(東京都新宿区)は、新たに介護職特定技能人材の留学プログラムを構築。人材難の介護業界向けにサービスを提供していく。
同社は新型コロナ禍で海外人材の流入が止まった昨年から、異業種技能実習生を再教育し介護施設へ人材を紹介する事業を開始。すでに数十名が特養などで就業している。
今回新たに開始した「介護職特定技能人材留学プログラム」とは、海外在住で日本の介護施設での就業を希望する人材の募集から、日本語・介護技術教育、入職・入職後フォローまでを一貫して支援するサービス。介護福祉士などの資格取得もサポートする。また、同プログラムは入職時期を4月、10月に設定しており、受け入れ施設も計画が立てやすい。
「就業支援だけではなく、資格取得も後押しし長期で働きたいという希望を叶えたい」(荻野健社長)
同社ではこれまでも技能実習生に対して同様の支援を実施しており、現地での人材募集から日本国内での就業サポートまで一連のノウハウがある。
また、2021年11月末に来日したホアン・ベトナム農業農村開発大臣と荻野社長が面談。ドンタップ省の元知事でもあるホアン大臣は、「日本の介護職を目指す学生は多い。介護福祉士などの資格取得にも積極的に取り組んでほしい」と述べた。