医療法人銀門会甲州リハビリテーション病院(山梨県笛吹市)は、院内に「地域包括ケア推進部」を設置。同院のリハビリ専門職が活躍し、フレイル予防事業や住民の在宅での生活を支える取り組みを行っている。

 

 

デイ運営、退院後の生活フォローも

 

病床数は180床、うち134床が回復期リハビリテーション病棟で、ベッド稼働率は月平均値で98%を超える。入院患者の97%が山梨県民だという。

 

同院では、職種間の連携を促し個々の患者に合ったリハビリを行うため、5階建ての各フロアに医師、看護師、リハビリ専門職、社会福祉士などを配置。チーム医療を実践する。また、退院後に病院の医療チームが自宅を訪問、在宅生活への助言や患者家族へ介護指導を行うなど、在宅復帰支援に注力する。

 

同院は、住民の介護予防や在宅での生活を最期まで支えるべく多様な活動を行っている。フレイルチェックや体操教室、認知症カフェなどを開催。また、自治体の委託を受け「山梨県リハビリテーション支援センター」、「笛吹市東部長寿包括支援センター」の運営を手掛け、デイサービス事業も行う。地域包括ケア推進部の職員が、これらの事業に携わる。

 

体操教室の様子

 

病院の職員400名のうち、80名が同部署に在籍。地域包括支援センターでは、リハビリ専門職が相談業務にあたることで、住民に専門的な視点からアドバイスができるという。デイサービスには、リハビリ専門職が常駐、退院後の在宅での生活のフォローや、利用者の健康を促進する場として機能する。

 

地域包括ケア推進部は老健内に設置。老健の施設長を佐藤吉沖院長が兼務するなど、医療と介護が一体となり地域住民の生活を支える体制を整備している。

佐藤吉沖 院長

 

1965年の開設当初から、「地域貢献」を掲げている同院。県内の過疎化する村へのリハビリ専門職派遣などを長年行ってきたという。

地域包括ケア推進部設置の背景について佐藤院長は、「リハビリを通した介護予防事業を実施し、地域貢献したいと考えた。病院のリハビリ業務の片手間では、地域住民の介護予防は達成できない。4年ほど前、専門部署を設置することとした」と語った。

 

現在では、山梨県のフレイル予防推進事業を委託され、予防から看取りまでを支える事業展開をしている。

 

 

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