群馬県地域密着型サービス連絡協議会は高崎市内で「認知症伴走型支援事業」に準拠した「もの忘れお気軽相談所」を7月から運営している。

古民家を利用し、17団体の職員が交代で相談役を担当。継続的に支援する体制を整える。広報担当の佐塚昌史氏に話を聞いた。

 

 

――以前から認知症の相談拠点の整備を進めていた。
佐塚 協議会では10年以上前から、認知症相談窓口の開設支援を進めてきました。登録制で、グループホームなどの事業所を拠点として相談窓口を開設し、周知活動もしています。

 

拠点には旗を設置

 

――今回、新たに認知症伴走型支援の拠点を設置した背景は。
佐塚 介護事業所を窓口にしたとしても、相談に来る方は少ないのが現状です。MCIなど初期状態の方からの相談もありますが、いきなり介護事業所に入るにはハードルがあると思いますし、職員も相談者が来た際にいつでも話を聞ける状態とは限りません。そこで、専門の拠点が必要と考え設置しました。

 

協議会員等が共同運営

 

――運営体制は。
佐塚 古民家を借り、火・木・土曜日の10〜15時に開いています。職員は1 〜2 名配置し、協議会の会員など17団体の職員が交代で担当します。複数の団体で協力することで、人員確保の負担なく持続可能な体制をとっています。

 

――実際の相談は。
佐塚 まだ月に数件ほどですが、継続して来ている方もいます。例えば、介護サービスを利用しようか迷っている、コロナ禍で通いの場がなくなったので話を聞いてほしいなど、ご家族やご夫婦での相談など様々です。

 

定期的に拠点の会議を開催

 

――どのように支援するのか。
佐塚 もちろん、まずはしっかり相談を聞くことです。「気軽に相談できる場がある」と安心してもらうことが重要です。介護サービスにすぐつなげるのでなく、その人が培ってきた関係性を活かしながら、地域で生活し続けられるよう考えていきます。必要であれば、地域包括支援センター、民生委員などにつなげていきます。

 

――外部とも連携する。
佐塚 地域の資源を活かすため、インフォーマルのサービスとも連携を図る予定です。例えば「ヤクルトレディ」やコンビニなどです。これらサービスから認知症のお客さんの困りごとも聞くことで、潜在層にもアプローチできると考えます。

 

――「伴走」するには。
佐塚 相談者に「居場所」と感じてもらうことが必要です。気軽に立ち寄れるよう、カフェの形態にしました。「個」に寄り添い、「また来たい」と思ってもらえる地域の拠点を目指していきます。

 

 

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