2020年4月に新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い1回目の緊急事態宣言が発令されました。

 

ちょうど、私が准看護学校を卒業するタイミングと重なっていたのであれから約2年が経とうとしていますが、その当時は卒業式や講演会、予定されていた催しのすべてが中止となり、世の中は一体どうなってしまうのだろうと、予測のつかない、何とも表現しがたい不安な気持ちで日々を過ごしていたように思います。

 

 

緊急事態宣言から「3密」「stay home」を余儀なくされ、在宅リモートが増えました。利用者さんは活動量が減り社会と遮断され、その影響はとても大きくフレイルを増長させることになりました。

 

お一人住まいの99歳の方が数年前に乳がんを発症し高齢でありながらも、耐えうるだけの体力もあるという先生の判断から手術に挑みました。退院後も生活は変えずに自分で買い物に行き以前と何一つ変わらない生活を継続していました。

ご家族も安心して日々を過ごしていた矢先に、コロナ禍により外出が困難となり施設へ入所することになりましたが、半年後に転倒から骨折してしまい、その後退院できなかった例もあります。

 

 

フレイルには身体的要素と同時に、心理・精神的要素、さらには社会的要素も含まれ、いずれも日常生活の制限に影響してくるそうです。しかしながらこのコロナ禍で生活を見直し「生活様式」を変えることが求められています。

 

 

ご高齢の皆様とこの状況を乗り越えるには「3密2活」の活用が推奨されています。
「新型コロナウイルス禍におけるnew normal『感染予防と介護予防の両立』には、3蜜のみならず2活が必要である。2活とは『身体活動』と『社会活動』のことであり、感染予防を徹底しながらもこれら活動を促進することが介護予防に重要となる。」(文献:健康長寿ネット)

 

3密には利用者さんも慣れて、こまめなマスク装着や手洗いやうがい、それまでは食後の口腔ケアを面倒に感じていた方も今では素直に応じて下さいます。

それと同時に「2活」も、活動の意義や楽しさ、利用者の心理を充分に満足させることができる内容の運動やレクリエーションのプログラムの充実さが必要ですね。

 

 

 

女優・介護士 北原佐和子氏

1964年3月19日埼玉生まれ。
1982年歌手としてデビュー。その後、映画・ドラマ・舞台を中心に活動。その傍ら、介護に興味を持ち、2005年にヘルパー2級資格を取得、福祉現場を12年余り経験。14年に介護福祉士、16年にはケアマネジャー取得。「いのちと心の朗読会」を小中学校や病院などで開催している。著書に「女優が実践した魔法の声掛け」

 

 

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