デイのレク企画が負担に

 

介護施設向け通販サイトを運営するプラス(東京都港区)は、デイサービスでのレクリエーションに関する実態調査を行った。

調査対象はデイ勤務者で、レクの企画・運営に関わっているもしくは関わった経験がある100人。今回の調査ではデイ勤務者にとって、レクの企画が退職を考えるほどの負担になっていることが明らかとなった。

 

「レクを企画・実施するにあたり苦労した経験があるか」の問いに、「何度もある」が57%、「数回ある」が34%。どちらも合わせると91%が苦労した経験がある結果となった。以下、苦労した経験があるとした回答者に「苦労した内容」を聞くと、「毎回異なった企画を考える必要があること」が68.1%で最多となった。

 

レクを企画・実施するにあたり苦労した内容 出所:プラス資料

 

 

同回答者に「勤務先を退職しようと思ったことがあるか」を聞いたところ、「実際に退職」が1.1%、「何度も退職を考えた」が9.9%、「退職を考えたことがある」が33%。44%がレクでの企画業務が原因で退職を考えたことがあるとの結果となった。

 

また、調査対象者全員に対する「要介護者にとってレクは重要だと思うか」との設問には、38%が「非常に思う」、48%が「やや思う」と回答。回答者の86%が重要と認識していることがわかった。
デイにおけるレクの重要性は多くの職員が認識。レク企画者を各事業所でサポートする仕組みがあると、長期就労につながると考えられる。

 

調査は2022年1月18日〜20日にインターネットで実施。

 

 

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