更年期の健康支援策を提言 社会的経済的損失を回避

 

 

前回、女性特有の健康リスクについて、「更年期への知識不足、更年期は社会にとって重要な課題」とお伝えしたように、自民党の人生100年時代戦略本部小委員会(委員長・高階恵美子元厚生労働副大臣)が、女性の健康支援策の提言を4月15日に明らかにした。

 

働く女性全体に占める割合が高い40〜50代で、更年期症状による体調不良に伴う離職が相次いでいるのを念頭に、社会的経済的損失を回避する必要性を指摘した。この働き盛りの世代を「健康ハイリスク層」と位置づけた。さらに、あらゆる年齢層に対するライフステージ、ライフイベントごとの支援もワンストップで対応する診療分野の確立等、国や自治体、企業に包括的な支援を求め、社会全体で理解を持った上で解決する方向性に期待が集まる。

 

 

 

 

これまで「フェムケア」についてお伝えしてきた中で、企業と自治体、医療機関等の連携によって、「フェムテック」の取り組みが進められている。

その一方で、女性特有の健康リスクを、テクノロジーとは真逆となる子宮が本来持つ自然治癒力を引き出す治療にも注目したい。

 

 

「子宮に秘められた力は凄いんです!」と語るのは、産婦人科医の鶴巻由紀子氏。現在、東京都中央区銀座で『Yoni Pichu外来』を開設し、遺伝ウィルス学、アーユルベーダ解剖学、植物食物学、量子医学からアプローチする医療を提供している。

 

薬は使わず、子宮の自然治癒力を活かした治療を施すことで、女性特有の病気やPMS(月経前症候群)PMDD ( 月経前不快気分障害)の「気分の浮き沈み」「ひどいイライラ感」「冷え性」「更年期症状」などを癒す。1回の治療で「めまい」が治り、「耳鳴り」が消えることもあるため、患者の体感は著しいようだ。

 

クリニック内には『勇気が出る子宮からのメッセージノート』が置かれており、治療を終えた患者たちがその体感を自由に書きこめる。また、このノートを読んだ患者が、自分と同じ症状の人たちの治療経過を参考に、自然治癒の理解を深めている。

 

 


鶴巻氏は「神道の叡智」も医療に取り入れ、「子宮には生命を生み出し育む力がある、子宮には神様が宿っている」と強調する。

 

子宮と生殖器

 

 


「女性の子宮を含めた生殖器の形は、神社の形と同じなんです。赤ちゃんが生まれてくる産道は神社の参道に通じます。そして、卵管卵巣は神社の鳥居の形に似ています。神社は鳥居の入り口が神域と俗界の境ですから、鳥居をくぐった先には、人智を超えた力が働くのです。したがって、体外受精等では卵子をとってきて授精させることはできても、着床するかどうかは人間がコントロールできない部分なのです」

 


さらに、子宮とその背後を包む奥宮というべきところには、内在神が宿るという。

 

 

神域への鳥居

 

 

すなわち「神様はちゃんと自分で治せる力を私たちに与えて下さっているので、外から何かを与えるだけでなく、内側に眠っている子宮の自然治癒力を信じてみてほしい」と女性性の尊さを伝えてくれた。

 

 

 

小川陽子氏
日本医学ジャーナリスト協会 前副会長。国際医療福祉大学大学院医療福祉経営専攻医療福祉ジャーナリズム修士課程修了。同大学院水巻研究室にて医療ツーリズムの国内・外の動向を調査・取材にあたる。2002年、東京から熱海市へ移住。FM熱海湯河原「熱海市長本音トーク」番組などのパーソナリティ、番組審議員、熱海市長直轄観光戦略室委員、熱海市総合政策推進室アドバイザーを務め、熱海メディカルリゾート構想の提案。その後、湖山医療福祉グループ企画広報顧問、医療ジャーナリスト、医療映画エセイストとして活動。2019年より読売新聞の医療・介護・健康情報サイト「yomiDr.」で映画コラムの連載がスタート。主な著書・編著:『病院のブランド力』「医療新生」など。

 

 

 

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