CM9割「客観的視点持てる」

 

AIケアプラン作成支援システム(以下、AIケアプラン)のCDI(東京都中央区)は、愛媛県内での実証実験の結果を公表した。

 

今回の実証実験は、AIケアプランを用いて高齢者の自立支援・重度化防止を図ることを目的として実施。AIケアプランを、伊予市のケアマネ19名(ケアプラン対象59名分)が21年7月~12月、西条市のケアマネ37名(ケアプラン対象64名分)が同5月~翌年1月まで利用。

 

実証実験では、匿名加工された両市の各種利用者データ約4万5000件をAIに学習させ、独自モデルを作成。参加したケアマネは、利用者に対して出力されたAIケアプランを参考にケアマネジメントを実行した。

 

 

実証期間後のアンケートでは、西条市のケアマネの9割はAIケアプランにより客観的視点を持つことができると回答。そのほか8割が「ケアプランの支援内容やサービス量が適切」、半数が「利用者・家族が自立や重度化予防に前向きになった」と回答した。

 

また、ケアプランAIを参考にプランを変更して歩行機能が回復、食事摂取・排泄などの生活機能が改善したりするなどの例がみられたという。

 

 

CDIは17年に産業革新機構(当時)、セントケア・ホールディンらの出資により設立。

 

 

 

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