損保ジャパンの執行役員人事部長から、今年4月にSOMPOケア社長に就任した。

 

1995年に安田火災(現・損保ジャパン)に入社後、一貫して保険畑を歩む。転機は2015年。SOMPOHDが当時高齢者施設最大手だったメッセージを買収した際、同僚ら5人と出向した。現場の介護スタッフ、管理者、部長から旧ワタミの介護との経営統合までを経験。職員と触れ合う中で、「介護をする人の優しさが好きになった」。

 

18年から今年3月までは保険会社に戻っていたため、SOMPOケアへは4年ぶりの復帰となる。「想定より早かった」と笑うが、SOMPOケアへの復帰は本人たっての願い。10年前、事故で亡くなった母親はデイサービスのスタッフとして、また民生委員として地域の高齢者を支えていた。

 

「介護会社で働くことに運命を感じている」。

 

物腰は柔らかいが会社、業界、また「日本の介護を変え、日本の未来を創る」と意気込む。規模を拡大し、デジタル化の下地を作ってきた遠藤前社長(現会長)とは18歳差。2025年を目前に控え、業界最大手の舵取りには今まで以上の注目が集まる。

 

 

鷲見隆充社長(49)

 

 

 

 

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