野村不動産および野村不動産ウェルネス(東京都新宿区)と千葉大学予防医学センターは5月20日、2021年度に行った研究について「健康増進型・賃貸シニアレジデンス『オウカス』に暮らす人は、外出・グループ活動に積極的で介護費用を抑制できる可能性を示唆する」とした成果報告発表を行った。

 

「オウカス日吉」外観

 

 

本調査は、21年11月下旬から12月27日にかけて実施。研究成果展開事業産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラムOPERAによるWell Active Communityの助成を受けてのもの。

 

船橋・幕張・吉祥寺・日吉の「オウカス」入居者302名を対象に行った(有効回答率96.0%)。

調査内容は、①個人属性、② 身体活動・身体的健康、③心理社会的因子、④オウカスの設備に関する嗜好、⑤入居後の変化、の5点について、地域の在宅高齢者(都市部に住む、要支援・要介護認定を受けていない1人または2人暮らしの65歳以上)と比較した。

 

その結果、オウカス入居者は、統計学的に背景要因を揃えた地域在住高齢者と比べて、外出やグループ活動への参加に積極的であることが分かった。具体的には、週5回以上外出する者の割合およびグループ活動(特にスポーツ、趣味、学習教養)に週1回以上参加する者の割合が高い。

 

また、オウカス入居者と地域高齢者それぞれについて、外出頻度、スポーツ・趣味のグループ活動の参加頻度から累積介護費用を算出。千葉大学予防医学センターの河口謙二郎特任教授は「外出頻度に基づく約5年間の推定累積介護費用は、地域高齢者より6〜14%低い可能性が示唆される」と言及した。

 

野村不動産の田代雅之氏は「オウカスの立地・建物・サービスにより、入居するだけで介護予防・健康寿命の延伸につながるということを立証し、一部ではあるが取り組みの成果を定量化することができた」として、今後の開発・運営にさらに役立てていく考えだ。

 

 

 

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう