日本エスコン(東京都港区)は、プロ野球球団・北海道日本ハムファイターズ(札幌市)の本拠地となる新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」を核としたまちづくりに参画。現在、メディカルモールを併設したシニア向けマンションの開発を進めている。マンションの運営は、光ハイツ・ヴェラス(札幌市)が行う。

 

 

多世代交流、「楽しめる」住居

 

北海道日本ハムファイターズは2018年より、球団の新たな本拠地となる北広島市で、新球場とその周辺エリアの一体開発プロジェクトを進めている。「北海道ボールパークFビレッジ(以下・ボールパーク)」として2023年に開業予定。約11万1000坪の広大な敷地内に商業施設や宿泊施設、温泉などのレジャー施設を備え、野球観戦以外でも訪れることができる場所とする。

 

ボールパーク全体/手前がサ高住となるマンション

 

 

ボールパークの重要なテーマの1 つが「多世代交流」。認定保育園やシニアの住まいを整備し、交流を促していく。シニアの住まいとして日本エスコンが開発を担うマンションは、ボールパーク内、球場から徒歩約5分の場所にある。

 

55歳以上のアクティブシニアが主なターゲット。居室数は約290室で、ランドスケープに配慮し、6階建てと低層の設計。ボールパーク全体を通して「自然との調和」が意識され、マンションもアースカラーを基調とする。階下には内科、整形外科、薬局などを含むメディカルモールを併設する。24年3月に竣工、同年6月に入居開始予定。

 

マンションはサービス付き高齢者向け住宅として申請する予定で、介護居室も設ける。運営を担う光ハイツ・ヴェラスは、札幌市内でサービス付き高齢者向け住宅「ヴェラス・クォーレ」シリーズなどを展開してきた。シニアが安心して暮らすには見守りが重要として、自社独自のシステム開発にも注力している。

 

今回のマンションにも、同社の知見に基づいた見守りシステムを導入する計画だ。光ハイツ・ヴェラスの森千恵香社長は「今、北広島は道外からの注目度も高い。遠方に住む人が別荘としてマンションを利用するなど、多様な需要が出てくるのではないか」と語る。

 

 

光ハイツ・ヴェラス
森千恵香社長

 

 

ボールパーク開発事業には十数以上の企業、自治体がパートナーとして参画。日本エスコンもパートナー企業として、ファイターズや他企業と密に連携し開発を進めている。

 

「マンションに住む方々には、エンタメ性に富んだボールパーク全体を利用して楽しく生活していただきたい。シニアの住まいの概念を変える場所となる」(日本エスコン開発事業本部北海道支店・大久保敬副支店長)

 

 

日本エスコン開発事業本部
北海道支店大久保敬副支店長

 

子世代、孫世代との近居のニーズにも応える。同社は、ボールパーク内に分譲マンションも開発している。既に販売を開始しており、第一期募集では応募が殺到。約4割が道外の購入者だという。

 

 

北広島エリア活性化に貢献

 

開発の規模はボールパーク内にとどまらない。同社のパートナー企業として、ボールパーク最寄りのJR北広島駅周辺エリアに商業施設・ホテルなどの複合施設を開発中。札幌市と新千歳空港の中間に位置する立地を活かし、地域住民だけでなく観光客など多様な人を呼び込む。

 

同社は10年契約で球場のネーミングライツを取得している。「開業以後も長期でボールパークや、北広島エリア全体の活性化に貢献していく」(大久保副支店長)

 

 

 

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