独立行政法人福祉医療機構(WAM/東京都港区)は6月28日、2021年度の福祉・医療施設建設費の調査結果を発表した。

 

ユニット型特養の平米単価は30万9000円で前年より若干下落したものの10年度からほぼ一貫して上昇している。
老健は33万4000円で前年比2万1000円増。10年度以降では19年度に次いで高くなっている。
病院は42万3000円で前年より5万3000円増加。10年度以降で最も高い。

 

なお、10年度を1とした場合の21年度の平米単価は、ユニット型特養が1.55、老健が1.66、病院が1.71となっている。

 

 

 

 

この状況についてWAMでは「21年度は新型コロナウイルス感染症が流行した直後の20年度に比べて経済活動が盛んになり、アメリカの住宅市場をはじめ建設需要の増加で建材資材が高騰している」「特に21年8月以降の原油高や物価高騰、ウクライナ情勢もあり直近の高騰は激しい」と分析。

 

資材の確保が難しいことから工期が長期化する事例も発生しており「今後、建設計画を進める際には、工事着手時期の見極めが重要となる」とコメントしている。

 

 

 

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