デイサービスを運営する爽ケア(岐阜県多治見市)は昨年4月よりハンモックを用いた高齢者向けストレッチ教室「HANMO多治見」を開催している。「要介護認定を受けていない高齢者が運動できる場が少ないという課題を解決しようと考えました」と池田尚樹取締役統括部長は語る。

 

ハンモックを用いた運動の様子

 

 

同社は2002年に整骨院として創業。現在は多治見市内で半日型の機能訓練デイサービスを2ヵ所運営しており「HANMO多治見」は、そのデイの隣で営業する。

 

もともとこのスぺースでは1回500円で参加できる高齢者向け体操教室を開催していたが、ステップの昇降運動などが中心だったため、参加できる人が限られていた。「もっと楽で、みんなが参加しやすい運動はないだろうか」と考えていたところ、目に留まったのがハンモックを用いたヨガ教室。天井から吊り下げたハンモックを持ったり、ハンモックに身体を預けたりして行う運動なので筋力や体力を必要とせず、椅子に座ったままでも行える。

 

レッスンは1 回45分。月曜から土曜日の10時、11時、13時、14時からのレッスンが高齢者専用。定員は1回10名。現在、約60名が利用しており、平均年齢は80.6歳。それ以外の時間帯は若い人向け。利用の中心は40代・50代だというが、10代の参加者もいる。

「基本的には、要介護認定を受けていない高齢者ですが、中には隣のデイ利用者が『ケアプランだと週1回なので物足りない』と通うケースもあります」

 

費用はハンモックをレンタルするプランが、月4回で7700円・月8回で9900円。最初にハンモックを購入するプランの場合は、月料金が1100円安くなる。多くの人が月8回利用している。

 

ユニークなのは「HANMO多治見」もその前身の体操教室も、デイ同様に利用者を無料送迎している点だ。これには多治見市ならではの理由もあるという。同市は全国屈指の猛暑地として知られている。夏場は外出を控える高齢者が増え、フレイルや認知機能低下が進行する恐れがあるだけでなく、介護予防運動のために近くの公民館などに出かけること自体が命の危険を伴うこともある。「送迎を行うことにより、特に夏季の外出・運動機会を維持・継続できます」

 

 

 

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