高齢者住宅が満室稼働できるかどうかは「入居費用に見合う『価値』を、いかに『魅せる』ことができるか」にかかっています。これができていれば月額50万円を超えるような高級ホームでも1ヵ月で満室にすることが可能です。

 

どれだけパンフレットやホームページで魅力的な言葉や写真を駆使していても、実際に訪問してみれば、その高齢者住宅の本当の「質」はすぐにわかってしまいます。見極めるポイントは受け付けをしてくれたスタッフの立ち居振る舞いや、すれ違うスタッフの挨拶など、「人の質」です。来館者に良い印象を持ってもらうためには「人を育てる仕組み作りができている」「人が育つ社風になっている」ことが重要です。

 

 

こうした組織・職場にはいくつかの共通点があります。

 

まずは「経営者自身が先頭に立つ姿が見えている」ということです。上が率先して動かなければ下は動きません。そして「形を整える」ことを徹底しています。身だしなみや言葉遣い、立ち居振る舞い、ホーム内の美化など、まず形をしっかりと整えれば、自然に心がついていきます。有名テーマパークなどが良い例でしょう。

 

また、自分たちのことを積極的に発信する姿勢を大切にしています。自分に自信がない人や組織は、どうしても発信に消極的になります。

例えば、ホームの入り口に全スタッフの笑顔の写真を同じ大きさで掲げているホームがありますが、自分の職場や仕事に誇りを持っていないスタッフは写真を撮られることを嫌がったり、撮影時に笑顔にならなかったりします。皆が満面の笑みで写真に収まっているホームは、地域や業界内でも評判が良いことが多いです。

 

このほかにも「施設内新聞などを作成し、関係者だけでなく近隣などにも配布する」「入居検討に関係なく、見学を積極的に受け入れる」など、情報発信の方法はいくつもあります。

 

 

 

また、教育や研修にはどこのホームも力を入れているでしょうが、評判の良いホームはその内容がマンネリ化せず、スタッフが常に刺激を受け、緊張感をもって臨めるように工夫しています。例えば「研修の担当者・責任者を輪番制にする」「事例研究発表会のテーマを毎年変える」などです。

 

 

また、講師の話を一方的に聞くだけではなく、スタッフが主体的に参加する場を設けています。
例えば、職種や役職を超えて全員が車座になって一つのテーマに沿って意見を出し合います。その際には「全員が必ず1回は発言する」「人の発言を絶対に否定・批判しない」をルールとします。

 

 

対入所者の面でいえば「利用者一人ひとりにあったケアの提供」に力を入れています。生活リズムの違いなどに配慮し、ホーム側の都合やスケジュールを押し付けないことはもちろんですが、これまで就いてきた職業や、趣味・特技などに応じてホーム内で何らかの役割を担ってもらうなどの工夫をしているところが多いです。地域住民と入居者が交流できる場の創出にも積極的です。

 

これらの取り組みについて、全てを一度に実施することは困難です。ですから、まずはできることから始めて、何か1つ「輝けるポイント」を作るようにしましょう。そうすればその周囲の部分もつられて輝くようになります。

 

 

CS ねっと企画
長嶺堅二郎代表

 

 

 

 

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