Whospitality(千葉県鎌ケ谷市)は「ぞうさんの介護グループ」として鎌ケ谷市、船橋市、市川市を中心に介護事業を展開。7年前に1拠点目の訪問介護事業所を開設して以降、事業所数は13、従業員数は約190名に拡大。2025年時点の従業員数は400人、売上高20億円到達を予想しているという。

同社の渡辺正晃代表に話を聞いた。

 

Whospitality
渡辺正晃代表

 

 

 

「人財」で急拡大 職員の挑戦を支援

 

 

――事業概要は。

渡辺 訪問介護、訪問看護、福祉用具、居宅介護支援、1日型と半日型デイサービスなど、在宅サービスを中心に展開している。2011年にFC加盟店として高齢者向け配食サービスを開始し、その4年後に介護事業の1拠点目となる訪問介護事業所を開設。その後は順調に事業を拡大し、22年度の売上高は6億円の見込み。

現在、地域に根差した包括的なサービス構築を目指し、ナーシングホーム、クリニック、障害者就労支援、障害者グループホームの開設、空き家を活用した高齢者住宅の整備など多角的な事業展開に向け動いている。この9月、新会社を設立し高齢者の不動産相続に際しての解決支援を行う事業も開始した。

 

 

――ハイペースで拡大できた理由は。

渡辺 私自身が元ホテルマンということもあり、配食事業を始めた当時、とある介護職員が利用者に対し接遇も何もない対応をするのを見て大変驚いた。半面、質の高い介護サービスを提供すれば地域で勝てると感じた。

 

配食事業のみを行っていた頃から接遇、マナーなど〝ホスピタリティ〟を徹底し、ブランディング。「ぞうさん」の知名度が上がるとともに地域の人からの信頼も着実に積み上がり、「渡辺さんが引き継いでくれるなら」とNPO法人からのデイの事業承継や、介護タクシー業者との提携にも繋がった。都心部と地方の間に位置する当社の展開エリアにはなかなか大手が入り込めず、過度な競争に巻き込まれず自由に事業展開できたことも理由の1つだろう。

 

そして何より、人材が自然と集まり定着したことは大きい。

 

 

――なぜ人材が自然に集まり、定着したのか。

渡辺 「自分が雇用される側であったらどんな環境で働きたいか」を常に問い、体制を構築してきた。

「働きたくなるような綺麗なオフィスを作る」「働きぶりを言葉でフィードバックする」「実績を毎年給与に反映する」など、突き詰めれば当たり前のことだが、それを徹底できる事業者は少ないのかもしれない。職員がやりたいことをこまめにヒアリングし達成をサポートするなど、職員が自身をブランディングしながらビジョンに向け働ける環境だ。達成したいことが新規事業であれば、挑戦を会社でバックアップする。

 

現在、20代後半で役員として活躍している人もいる。それが結果として事業拡大、職員への利益の還元につながる。当社の離職率は約3%。看護師の採用を強化中で、毎日採用希望者の面接を行っているような状況だ。現職員の友人、知人などからの応募も絶えない。

 

 

――今後の展開について。

渡辺 現在を会社の転換期と位置づけ、これまで私が1人で担ってきたマネジメント業務を役員や課長職に委譲している。また、総務課、人財課、経理財務課、介護事務課からなるバックサイドを強化し、さらなる事業拡大に備えていく。

圧倒的な〝人財の力〟で、25年時点で従業員数400名、売上高20億円、30年時点で従業員数600名、売上高50億円を目指す。

 

 

9月に新設移転した本社

 

 

 

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